Engage Ring. (ページ37)

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廉くんの、"大丈夫" って言葉は、

私にとっての魔法の言葉。

廉くんの抱きしめてくれる腕が優しくて

体が温かくて、また、熱が上がりそう…

それに、

"俺がAを守るから" なんて

そんな王子様みたいなこと、、、

『廉くん、ありがとう。』

こんな一言じゃ表せないよ…

「んもお～Aちゃん顔ぐちゃぐちゃやで？

せっかくのべっぴんさんが勿体ないわあ～笑」

『うるさい～笑』

「目冷やさなな？」

_____ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝｯ

やっと落ち着いた頃、家のベルが鳴る。

「えっ、誰やろ」

葵「Aちゃん～！！！！」

訪ねてきたのは葵さんだった。

「うわ！葵！靴脱げ！靴！！！」

葵「あっ、忘れてた！ごめんごめん！」

「まじ、あり得へん…」

お茶目な葵さんに頬が緩んでいると

葵さんはソファに座る私の隣に来て

葵「今日は気付いてあげられなくてごめんね？」

申し訳なさそうに言った。

『そんな！迷惑かけちゃったのは私の方で…！』

葵「んもお、こんなに廉に泣かされちゃって！」

『えっ！違いまs…

_____ｺﾄﾝｯ

「お前それは聞き捨てならんぞ」

そう言いながらも葵さんにお茶を出すあたり

廉くんはどこまで出来た人なんやろう…

葵「それと、マナたちにも言っておいたから。」

『………えっ、、、』

△