9話 ページ10
sideA
私はナイフがあるけれど悪魔とアーサーは無いので訓練中です。
炎を少し吐いてボールにして遊んでます。
みんな訓練に集中してるので気づかない。
誰かが私の近くで笑う。
可愛いものを見たような優しい視線が刺さる。
武久｢消防官が火で遊ぶな。｣
こっわ。
A『はーい。』
火を飲み込む。
そんな中、また警報が鳴る。
A『♪〜』
森羅｢歌ってる場合じゃねーだろ。｣
準備出来た。
散々言われていたのに、悪魔とアーサーは連れていかれお説教。
焔ビトは元は人。
剣や銃を向けるのは遺族からしてどうか等など。
私の目の前のアレはどうされていたっけ……
炎が変化した。
と、同時にみんな茉希さんを見る。
茉希｢私じゃないです！｣
知っている気配がする…
side森羅
魔神がかなり大人しくなった。
茉希｢A！早く。｣
焔ビトは静かに座っていた。
そしてアーサーが率先して出ていった。
アイリス｢ラートム……｣
祈りが終わり一件落着かと思えば、家が崩れ始めた。
森羅｢なんだ！？｣
秋樽｢逃げろ！総員退避！｣
全員が家を出ていくのに魔神は家の中をゆっくり歩く。
森羅｢おい！｣
はっ！大隊長も！
森羅｢大隊長!!｣
秋樽｢誰の仕業か知らねぇけどよぉ…こっちは毎日鍛えてんだよ！イタズラが過ぎんだろ!!｣
全員が安全な場所に避難した。
茉希｢大隊長…お怪我は…｣
秋樽｢大丈夫だ。｣
武久｢第三者が我々を狙ったのでしょうか。｣
秋樽｢わからん…だが、遺族の思い出が詰まった現場を荒らす奴は許さねぇ。必ず捉える…今は退却するぞ……｣
誰も魔神のこと触れねぇ…
茉希｢そう言えばAは…？｣
秋樽｢何！？｣
大隊長は戻って捜索しようとしたその瞬間
ｶﾞﾀﾝ
物が倒れて道が塞がれた。
秋樽｢とりあえず外に出よう。｣
遺族に写真を見せて優しい言葉をかける。
炭のように黒くなった顔で魔神がやってきた。
スっと大きなクマのぬいぐるみと2つ組のティーセットを差し出す。
｢こ、これ…お父さんとお母さんがくれたの…持ってきてくれたの…？｣
A『……』
何も言わずに差し出す魔神。
A『慰める言葉は思いつかないので。』
上司の命令無視じゃねーか。
秋樽｢…俺はそれは違反とは思わねぇ。うちの隊で良かったな。｣
甘いな……
ジョーカー｢ちょっとしたジョークだぜぇ…？なぁマリオネット。｣
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蓮 - ジョーカーとの関係などいろいろ気になります！とても面白いです！続きを楽しみにしてます！頑張って下さい。 (2020年7月6日 18時) (
レス) id: def185814e (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2020年3月10日 15時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
あに芋 - この小説めっちゃ好きです！！続きが気になります！早く紅との接触が見てみたいです！！更新待っています！！ (2020年1月9日 19時) (レス) id: d6f2ad8f63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2019年12月25日 21時
