前髪30cm ページ30
.
「＿あんまそらをバカにすんなよっ！！それに…Aの目はすっげー綺麗なんだぞ！」
「へぇ、そうなの日向？俺見てみたーい」
『…え、』
ほら、と翔陽くんがいつの間にか私のカバンから取り出したバレッタで前髪を留める。
菅原さんが私の前に立つ。
顔を見て、目を見開き…
「…お、ぉお…」
心の底からの感嘆の声を漏らした。翔陽くんが興奮してる。なんで。
「どうですスガさんっ！！綺麗ですよね！！！」
「おう…というか、閑谷おまえ…めちゃくそ美人じゃん……」
「なんですって？？？？？？？？」
二人の会話を聞いていた田中さんがぴく、と反応した。
やっぱり女の子好きなのかな、秒でこっちきた。
澤村さんや縁下さん。驚いたことに影山くんも気になってしまったようで、(目をチラッと見たことあるけど顔自体はまだ)
全員(約一名除く)ソワソワしながら私を見つめている。やだ。絶対後ろ向かない、
「！！！ですよね！ほら、自信持てって！な？」
『…っう、でも…しっ、視線が刺さる…』
「ああぁぁあ泣くなよぉ！！！」
「…高校生にもなって泣き虫？？ダッサ。」
『っ、！！……そっ、そんな、なんでいつもあたり強いんですかっ、！！？
わた、私の事嫌いですかっっ、！！？？！………っあ、』
つっきーくんの罵言雑言(そこまで酷くない)についに耐えきれなくなり、
目に涙を浮かべながら後ろ振り向き少し声を張ってつっきーくんに言い返した。
それから、私は情けない言葉と共に皆さんに顔バレ(有名人でもなんでもない)をしてしまった。
いや別に隠してたわけでもないけど…目の色がちょっとコンプレックスっていうか…？？
言い返されたつっきーくんは、目をこれでもかというくらい見開いている。他の人も同じだ。
私の視界はぼやけている。
つっきーくんや皆の驚いたような顔も、
夜道を照らす街灯も、
全てが、霞んでいる。
ぽたり。一粒、涙が零れ落ちて消えた。
.
本当にシリアス書いてるつもりないんですよ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 420人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ネーヴェ(プロフ) - 櫻陽花さん» ご指摘ありがとうございます！すぐに修正致します。お手数お掛けしてしまい申し訳ありません… (2021年6月8日 16時) (
レス) id: 4bf44a0056 (このIDを非表示/違反報告)
櫻陽花(プロフ) - 16cm、谷地さんが谷内さんになってます… (2021年6月8日 14時) (レス) id: 07bd924354 (このIDを非表示/違反報告)
ネーヴェ(プロフ) - yukimaru0309さん» 初めてバレー部の前で前髪あげたのは30話ですね！！もっとちゃんとわかりやすく書いた方がいいですかね…？わかりにくいとかあれば修正するので！読んでいただいてありがとうございます！！ (2020年5月5日 18時) (レス) id: 5803314b57 (このIDを非表示/違反報告)
yukimaru0309(プロフ) - 夢主の前髪をあげるシーン誰か何話教えてくれませんか？自分で探すのめんどくさいので←おい (2020年5月5日 18時) (レス) id: ab73d1c601 (このIDを非表示/違反報告)
ネーヴェ(プロフ) - 猫大好きさん» ありがとうございます…！！！！オチはですね、決まってないんですね。そもそも私が推し定まってないんで！！アンケートは後々とるつもりであります！！頑張ります！ (2020年4月13日 13時) (レス) id: 5803314b57 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ネーヴェ | 作成日時：2020年4月1日 22時
