第27話 お互いの心 lll ページ27
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Aside
私が引っ越してきた日
初めて仲良くなったのは 爆豪だった。
家が近所で 挨拶をしに行った時
『俺 ばくごーかつきって言うんだ！お前の名前は？』
『わたしは やぎ A！』
『Aって言うのか！ じゃあAも今日から俺の部下な！』
人懐っこい笑顔を浮かべたかっちゃんは
『もう1人俺の部下がいるんだっ』
そう言って走り出したかっちゃんを追い掛けて
公園にいたのが いっちゃんだった。
『かっちゃん！その子誰…？』
『こいつは Aって言うんだ！今日から 俺の部下になったっ！』
いっちゃんはそう聞くと私のところにきて
『へぇ…！ぼっ僕の名前はみどりや いずくっ
よろしくね…っ！！』
照れくさそうに笑いながら 握手をした。
『いいか？俺は絶対ヒーローになる！
そしたらお前達を俺の
『ほんとに！？かっちゃん！』
『僕たちはどんなヒーローになってるのかなぁ！』
忘れもしないあの頃は凄く楽しかった。
だけど個性が出現してから 私達の関係は変わって行った
『デクはむこせーなんだってよ！！』
『無個性なのに ヒーロー気取りか？デク…！』
かっちゃんは 自信のある所が悪い方向に進み
『僕…個性なかったんだ…』
『なっ泣いてるじゃないか…！これ以上は ぼっぼくがゆるさないへじょ！！』
いっちゃんは無個性と言われてもヒーローに憧れ続けた
かっちゃんはいっちゃんをいじめるようになり
わたしはかっちゃんとよく喧嘩をする様になった
『あの無個性に何ができるんだっ！！』
『かっちゃんそこまで言う必要ないでしょ！？』
『お前だって個性わかんねぇじゃねか！本当は無個性なんじゃねぇのかよ！！』
それから私達の関係は拗れて行った。
雄英に3人で受かった時 正直驚いた。
いっちゃんが、受かるなんて思ってなかったから。
普通科だと思ってた。
でも教室に行けばヒーロー科にいて
そして個性把握テストの時に いっちゃんは個性を使った。
びっくりしたよ。
ずっと 騙されてたんだって。
個性は無いんだって言われたあの日 わたしは
いっちゃんを守らなきゃって思った
無個性だからって。
だけど現実は違くて。
何が本当なんて分からなくて。
いっちゃんはずっと私達を騙してたのかな。
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千羅(プロフ) - この小説を読むの毎度楽しみにさせていただいています。無理せずゆっくりあげて下さい。次回も楽しみにしています。 (2019年7月5日 18時) (
レス) id: 71b44303c2 (このIDを非表示/違反報告)
トウカ(プロフ) - 私はこの小説が好きです！なのでゆっくりと心を休ませてください。イラストも頑張ってくださいね！応援してます！ (2019年7月5日 1時) (レス) id: 0b1ff1fc69 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - りっつさんの言うように、二つENDを作るか、今度はこの二人のアンケートをして決めたらいいと思います。 (2019年6月20日 11時) (レス) id: 2187be20bb (このIDを非表示/違反報告)
りっつ(プロフ) - 爆豪END・轟ENDと、わけて作成するか、この二人でまたアンケートをとるか、ですな！ (2019年6月19日 6時) (レス) id: bcba4c383b (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - めんどくさいけど今度はかっちゃんかショートくんの2択で (2019年6月18日 23時) (レス) id: efb845659a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：榎本彩音 | 作成日時：2019年5月21日 23時
