〇15__花火やろうよ ページ15
「信じられない………」
自分の答案とヨンジュンのを見比べたセウンが肩を落とす。
「26点の間違いでしょ？」と懲りずに丸の数を確認しているけれど、それは列記とした62点の答案用紙だった。
「俺も信じられないよ」
答案返却の時間に「うわ！！」と驚嘆の声を上げたヨンジュンは、時間が経っても尚喜ばしい現実を受け入れられない様子。
「本当にすごいね」
「数�兇世韻卜脇�れたんだ、おかげでこれだよ」
そう言って、既に返却されていた英語表現と世界史の答案用紙をひらひらさせる。
確かにどちらも悲惨な数字ではあるけれど、ダンスの練習は欠かさず行っていたはずだ。
その傍らでこれだけの目覚ましい結果が出せるヨンジュンに、改めて尊敬の眼差しを向ける。
「そうだ、花火やろうよ」
終わった試験などきれいさっぱり消し去ったらしいセウンがパチンと手を叩く。
「花火？」
「そ、夜ならヨンジュンも参加できるでしょ？」
バイトに励むセウン、部活が生活の中心であるヨンジュン、と別段不都合のない私の三人は校外で一緒に過ごしたことが無かった。
「いいね、やろう」
賛同したヨンジュンにはしゃいだセウンから目配せされて二つ返事で頷く。
「それでね、カンテヒョンも誘いたいの」
スマホを片手に発せられた意外な人物の名前に思わずヨンジュンと目を見合わす。
「あ、是非だって！」
画面を見せびらかして盛り上がるセウンに二人して呆れる。
「誘いたいの」は相談ではなく、決定事項だったようだ。
セウンとヨンジュンが予定を擦り合わせて、土曜日の19時15分に正門前に集まることとなった。
時間を刻んだのは、公園へ到着する頃に暗くなるようにというテヒョン君の試算によるものだった。
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am(プロフ) - ノアさん» ノア様 嬉しいお言葉をありがとうございます。丁度構想を練っている時分にコメント通知を受け取ったので、創作意欲が湧きました♡これからも涙腺を刺激するようなテヒョン君を書けるよう頑張ります⋆⸜ ⚘ ⸝⋆ (2021年10月8日 23時) (
レス) @page48 id: ee43218214 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 文章が天才的すぎます！！泣 テヒョンペンなので今泣きながら見てます笑 更新楽しみにしてます！！^^* (2021年10月8日 21時) (レス) @page46 id: f00cf6f10c (このIDを非表示/違反報告)
am(プロフ) - ミミさん» ミミ様 早速のレスポンスありがとうございます!晴天の霹靂と言ったところでしょうか。ヨンジュン、最近黙ってばかりだなぁと心配しながら執筆しております🥲 (2021年9月28日 3時) (レス) id: ee43218214 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - am様、二度目のメッセージを投稿します。今ほど更新された話を読んだところですが、いやぁ、こうきたか！って感じです。主人公ちゃんに気持ちを寄せてしまっています。主人公ちゃんが頭の良さが文章の描写から伝わってきますね。ああ、続きどうなるんだろう。 (2021年9月27日 16時) (レス) id: 877c5b508b (このIDを非表示/違反報告)
am(プロフ) - aaaoooさん» aaaooo様 素敵なお言葉をありがとうございます。伝えたい🐿さんが届いているようで嬉しいです!もっと読みたい、そう思ってもらえる作品を綴っていくのでよろしくお願い致します♡ (2021年9月27日 16時) (レス) id: ee43218214 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：am | 作成日時：2021年8月22日 14時
