番外編.憂鬱バレンタイン�� ページ27
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No side
1人帰路を急ぐ白布の背中は疲れ切っていた。一日中女子に話しかけられ、その度に「貰わない」「忙しい」「用事がある」等々とあしらっていた彼は身も心も疲弊しきっていたのだ
「あら賢二郎、早かったわね。おかえりなさい
お客さんが来てるわよ。」
白布「…お客さん、俺に？」
普段の何倍も疲労を感じて帰宅した彼は、母親の言葉に首を傾げながらリビングへと行く
A「あ、賢二郎、おかえりなさい」
白布「！？おま、何でいんだよ」
そこにいたのは今日ずっと彼を悩ませていた張本人のAだった。彼女は白布を見てぱっと目を輝かせる
「ささ、2人ともお部屋行ってなさい
ココアでも持ってってあげるから」
A「あ…おばさん、今日はすぐに帰るからお気になさらず、」
そんな会話をしている2人をぼーっと眺める彼は、未だに現実を飲み込めていないようだ
白布「…お前、急にどうしたんだよ
今日何も言ってなかったじゃん」
A「ん、と…
賢二郎に、"これ"渡したくて」
そういってにこっと笑いながらAは手に持っていた紙袋を差し出す。その瞬間、白布は内心大きなガッツポーズをした。勿論それを表情には出さない
A「初めて男の子に渡すからちょっと緊張しちゃった
賢二郎のお口に合えばいいんだけど…」
白布「…"バレー仲間"には渡さなかったのかよ」
A「……うん」
"初めて"という言葉に反応した白布が問えば、表情を曇らせて小さく頷いた彼女に「やってしまった」と彼は内心思う。彼女の悲しそうな顔は極力見たくはないようだ
しかし、それ以上に彼は"優越感"というものの方が大きかった。自分のために作ってくれた、彼女を独り占めできた、ということによるソレは正しく"独占欲"という物だろう。それを自覚しているかは別として、彼は七夕Aという存在に想像以上に想いを寄せているのだ
○
ぜんっぜん間に合わなかったですごめんなさいいい
あと一話くらいなのでお待ちくださいませ(´；ω；｀)
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8airi3(プロフ) - 教えていただきありがとうごさいます！！さっそくやらせていただきます！！ (2021年4月11日 6時) (
レス) id: 24ae341109 (このIDを非表示/違反報告)
@ゑの(プロフ) - 8airi3さん» コメントありがとうございます!!ぬああお褒めいただき光栄でございます!!画像はhttp://uranai.nosv.org/bbs/img/こちらで申請許可されたURLを貼れば可能です！ご参考になればうれしいです！ (2021年4月10日 23時) (レス) id: c4dd513e8f (このIDを非表示/違反報告)
8airi3(プロフ) - 面白いです！すごく続きが気になります！ところで画像ってどうやって貼ってるんですか？出来れば教えて下さい！ (2021年4月1日 9時) (レス) id: 24ae341109 (このIDを非表示/違反報告)
@ゑの(プロフ) - 絲彩さん» コメントありがとうございます!ふあああ更新遅くなり本当に申し訳ございません(´；ω；｀)できる限り更新スピードを早めますのでこれからもよろしくお願いします!! (2021年3月30日 14時) (レス) id: c4dd513e8f (このIDを非表示/違反報告)
絲彩(プロフ) - 久々の更新嬉しくて、深呼吸しながら読みました笑これからも無理のないように頑張ってください!! (2021年3月29日 15時) (レス) id: 26bb475f58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@ゑの | 作成日時：2021年1月24日 21時
