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5.怯えた顔(Shirabu side) ページ7


Shirabu side








祖母「あの子、最近ずっとああなんだよ。


何かあるとすぐに謝ってきてね、おばあちゃんもおじいちゃんも心配してるんだ。




でも、私たち相手だと何も話してくれなくてねえ、学校の事も、本当の事は言ってはくれないんだよ。



でも、歳が一緒の賢二郎くんとだったら、何か話してくれるかと思ってねえ、」







そう、寂しそうな顔をして続けた




…そういうことか。
要するに、俺相手だったら心を開いてくれると考えて俺は今日ここに招かれたらしい






普通に考えて、初対面の相手なんかに本音を言うはずもないだろう


しかし、おばあちゃんにそんな事は言えるはずもなく、このまま放って帰るというのは人としてどうなのか、という俺の僅かな良心が働く




はあ、と大きなため息を吐き、おばあちゃんの方を見て







『…部屋、どこ。』




祖母「…部屋?」




『Aって人の部屋…そこに居るんでしょ、その人。』






.






部屋の扉をノックするも、返事がないので勝手に開ける。居留守というものは案外腹が立つことが分かった



中を覗けば、こちらに背を向けた状態で勉強机の前に座っている姿が見える


よく見ればイヤホンを付けている。だからノックが聞こえなかったのか







『…ねえ、』






彼女の後ろに立ち、少し大きめの声をかけてみれば、びくりと大きく肩を震わせた。いや、驚きすぎだろ…







A「ん…?……えっと、賢二郎くん、?」







振り向いた彼女は俺を見て、驚いた表情で呟く。その目はさっきと同じく泳いでいて、どこか怯えた表情にも見えた








『アンタさ、



さっきから何に怯えてんの。』





A「…え、?」






『さっき、俺に謝った時も、今も



同じ顔してるよ



何かあるなら言えばいいじゃん。』









真っ直ぐと目を見つめて言えば、ゆらりとその瞳が一度、大きく揺れた。

そして少し俯き、耳に付けていたイヤホンをようやく外す








A「…ゎ…のこと、…ぃって、…ぅ、?」





『声小さ、聞こえない。』





A「っ……ごめんなさい、


け、賢二郎くんも、やっぱり…

わ、私のこと、気持ち悪い…って、思う、かな、」




『…は?』








びくびくとしながらそう言った彼女に、俺は驚き目を見開いた。



…なんでそんなこと聞いてくるんだ、会ったばかりの人間に。










よければ評価もよろしくお願い致します( .. )

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@ゑの(プロフ) - 秋蛍さん» ご指摘ありがとうございます!!ああああなんという事を申し訳ございませんんん(;ω;)作者全く気づいておりませんでした、尾長くんですすみませんんん、 (2021年3月3日 19時) (レス) id: c4dd513e8f (このIDを非表示/違反報告)
秋蛍(プロフ) - あの…突然のコメントですみません!34話の長尾くんって人は尾長くんではないでしょうか?オリキャラならすみません! (2021年2月27日 9時) (レス) id: 29e99f8be9 (このIDを非表示/違反報告)
@ゑの(プロフ) - ドクさん» コメントありがとうございます!!ふへへ産みの親になれて光栄です(?)!!これからもどうぞすこでいてくださいよろしくおねがいします(´;ω;`) (2021年2月26日 19時) (レス) id: c4dd513e8f (このIDを非表示/違反報告)
ドク(プロフ) - スコティッシュフォールディングダイブっす…無理すこ…産んでくれてありがとうございます (2021年2月26日 8時) (レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
@ゑの(プロフ) - おみゅらいちゅさん» コメントありがとうございます!!ふあああ嬉しすぎますありがとうございます!これからもがんばりますよろしくお願いします!! (2021年1月25日 20時) (レス) id: c4dd513e8f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:@ゑの | 作成日時:2021年1月3日 22時

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