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41.放課後2人で(Akaashi side) ページ43


Akaashi side








最悪だ
そう思いながら1人きりの教室に何度目か分からない俺のため息が響く




元はと言えば、クラスメイトに「部活があるから週番の仕事を変わってほしい」と頼まれたのに素直に頷いてしまったのが間違いだった




部活へ行ったり、夕方からの雨予報に備えて早々と教室を出ていってしまったクラスメイトたち。ちなみに男バレは今日はオフで、合宿前に疲れを取るように、との事だった




机に向かいノートを名簿順に並べていれば、頭の上に影が落ちる。顔を上げればそこにいたのは七夕さんで


どうして貴女がここに、という俺の疑問が声になる前に彼女が口を開いた









A「…手伝いましょうか?」









じっと俺を見つめる彼女の瞳は元々Noを言わせる気はないようなので、俺は素直に頷いた









『うん、お願いするよ』








彼女は作業中、何も言わなかった。部員たちの前ではあまり口を開こうとはしないし、表情も変えることはない


でも、不思議とその沈黙に嫌な気はしなく、心地よい沈黙だった









A「…赤葦くんは今週の週番ではないのでは、?」









やっと会話をしたのはノートを職員室へと運んでいる最中。またもや口を開いたのは七夕さん









『ああ、週番の人に頼まれたんだよ』




A「赤葦くんはお人好しですね」




『…七夕さんには言われたくない』









俺が体育館に無理やり連れてったにも関わらずマネージャーを引き受けてしまう七夕さんの方がよっぽどお人好しだな、と思う









『そういえば、七夕さんこそどうして教室に?』









ふとそんな事を聞いてみれば、彼女は少し間を開け、すぐに小さな声で呟く









A「…今日がオフだということを忘れていたので、」





『…ふ、そうなんだ』




A「…笑わないで下さい」









勉強も運動もそれなりにできる七夕さんが意外にもドジな事に笑えば、不満げな声でそう言われる。やはり彼女は意外にも親しみやすい性格だ



窓のそばで立ち止まって外を見る七夕さんをじっと見れば、ふとこちらを見た彼女と目が合った

彼女の瞳が憂いを帯びているように見えて、目が離せなくなる









A「…雨、降ってきましたね」




『え?…ああ、そうだね』









彼女の言葉にふと外を見れば、ぎりぎりもっていた空がとうとう雨粒を落とし始めたようで、乾いたアスファルトにシミを作り始めていた




42.どうしてそうなる→←40.仲直り(?)(Konoha side)



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@ゑの(プロフ) - 秋蛍さん» ご指摘ありがとうございます!!ああああなんという事を申し訳ございませんんん(;ω;)作者全く気づいておりませんでした、尾長くんですすみませんんん、 (2021年3月3日 19時) (レス) id: c4dd513e8f (このIDを非表示/違反報告)
秋蛍(プロフ) - あの…突然のコメントですみません!34話の長尾くんって人は尾長くんではないでしょうか?オリキャラならすみません! (2021年2月27日 9時) (レス) id: 29e99f8be9 (このIDを非表示/違反報告)
@ゑの(プロフ) - ドクさん» コメントありがとうございます!!ふへへ産みの親になれて光栄です(?)!!これからもどうぞすこでいてくださいよろしくおねがいします(´;ω;`) (2021年2月26日 19時) (レス) id: c4dd513e8f (このIDを非表示/違反報告)
ドク(プロフ) - スコティッシュフォールディングダイブっす…無理すこ…産んでくれてありがとうございます (2021年2月26日 8時) (レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
@ゑの(プロフ) - おみゅらいちゅさん» コメントありがとうございます!!ふあああ嬉しすぎますありがとうございます!これからもがんばりますよろしくお願いします!! (2021年1月25日 20時) (レス) id: c4dd513e8f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:@ゑの | 作成日時:2021年1月3日 22時

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