44.教えて新田先生 ページ46
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Tanahata side
『新田さん、少し聞きたいことがあるのですが。』
新田「おー、なんだ?
七が聞きたいことなんて珍しいじゃん」
佐藤「なになになに?七ちゃん、俺で良かったら相談のっちゃうよ!!」
『あ…佐藤さん、お疲れ様です。間に合っております。』
赤葦くんと電車に乗った後は、なんだか居心地が悪くて家の最寄り駅より2駅も早い事務所の最寄り駅で降りてしまったのだ
どうせ新田さんは"今日も"私の部屋へと帰ってくるのだろう。新田さんはここ最近私の部屋を拠点としているので、どうせ彼が帰るなら車で一緒に帰った方が楽だし、休暇に入る前に皆さんに会っておきたかったという事もあった
ちなみに、七夕A=天川七ということを知っている人は所内でも少ない。社長、新田さん、佐藤さん、あとは新田さんの上司の方数名くらいだ。もちろん事務所にいる時は天川七という名前で呼んでもらっている
新田「佐藤、七を口説くなって何回言わせんだよ。
んで、聞きたいことって?」
『別に口説かれている訳ではありません。
大したことではないのですが、
新田さんは、異性と"相合傘"というものをした事がありますか?』
彼の傍にある私用の椅子に腰掛けながらそう言えば、佐藤さんと新田さんはパソコンのキーボードを弾く手を止め、こちらをさっと見た。さて、何かまずい事でも言ってしまっただろうか
新田「相合傘って、お前…それはどういう、」
佐藤「ないない!俺ならまだしも新田さんにそんな甘酸っぱい思い出なんて!!
今も全っ然恋愛に興味ないんだし!」
新田「あーうるせぇな!佐藤お前一回黙ってろ!!
七、お前まさか誰かと相合傘したとか言うんじゃねぇだろうな、」
『…いえ別に』
ふむ、2人の話からすれば、やはり相合傘とは親しい男女のする"甘酸っぱい経験"というものらしい
大して親しい間柄でもない私と赤葦くんがする事にしてはやはり大胆な事だ。赤葦くんにはつくづく驚かされる事が多い
私はあまり恋愛については過敏ではない方だ。しかしそんな私から見ても、彼は少しばかり距離が近いような気がした。それともあの距離が世間一般では普通なのだろうか
新田さんや佐藤さんが私の傍でなにやら騒いでいるのを横目で見ながら、結局"赤葦くんにとってはあの距離が普通なのだ"ということで自分の中でまとめることにした
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@ゑの(プロフ) - 秋蛍さん» ご指摘ありがとうございます!!ああああなんという事を申し訳ございませんんん(;ω;)作者全く気づいておりませんでした、尾長くんですすみませんんん、 (2021年3月3日 19時) (レス) id: c4dd513e8f (このIDを非表示/違反報告)
秋蛍(プロフ) - あの…突然のコメントですみません!34話の長尾くんって人は尾長くんではないでしょうか?オリキャラならすみません! (2021年2月27日 9時) (レス) id: 29e99f8be9 (このIDを非表示/違反報告)
@ゑの(プロフ) - ドクさん» コメントありがとうございます!!ふへへ産みの親になれて光栄です(?)!!これからもどうぞすこでいてくださいよろしくおねがいします(´;ω;`) (2021年2月26日 19時) (レス) id: c4dd513e8f (このIDを非表示/違反報告)
ドク(プロフ) - スコティッシュフォールディングダイブっす…無理すこ…産んでくれてありがとうございます (2021年2月26日 8時) (レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
@ゑの(プロフ) - おみゅらいちゅさん» コメントありがとうございます!!ふあああ嬉しすぎますありがとうございます!これからもがんばりますよろしくお願いします!! (2021年1月25日 20時) (レス) id: c4dd513e8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:@ゑの | 作成日時:2021年1月3日 22時