魚達は大海に放流された。【名探偵】 (ページ3)

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03.私と彼らの楽しい遠足！ページ3

シ「A、お出掛けの準備できたー？」

「あーいっ！」

ン「Aのリュックには何が入ってるの？」

「だほちゃたちにどーぞってするおかしと、しぅたちにどーぞってするおみず！」

ン「自分の分じゃないんかいwww」

モ「Aのリュックなんだから自分の分用意していいんだよww」

「えー」

シ「もうしょうがないからAの分はいつも俺が持ってってるんだよこれ」

「だほちゃおかしたべゆ？」

ン「まだ大丈夫ですww」

むー、自分達だって自分が食べようと思って持ってきたお菓子とかを私にお裾分けしてくるくせに、何故私が同じようにしようとすると可笑しそうに笑うのだ！

私はいいんだよこれで！もらった分お返ししてバランス取れてるんだから！

譲らずにふんすとリュックを背負う私に、ンダホさんとモトキさんが微笑ましげにくすくす笑う。可愛いと思ってもらえてる内は全部愛嬌！

「しぅくたいちょ、じんびばんたんですっ」

シ「把握しました、A小隊長！忘れ物はありませんか！」

「あいませんっ」

シ「よし！出発進行！」

「おーっ！」

モ「微笑ましいかよw」

私とシルクさんでお出掛けするときはわりとこんな感じである。

マサイさん達は先発隊としてお昼ご飯になるものの調達に行っていて、これからマサイさんの家に行って合流である。

今日は、Fischer'sみんなで遠足です！楽しみすぎる！！

──≠

「ひゃああ～…！わんにゃん！」

シ「こちら東都○○わんにゃんパーク、本日はFischer'sと＋1のAとでお送りいたします！」

「は！ほんにつはよよしくおねがいしまふっ」

ダ「呂律ぐだぐだじゃねーかｗ」

「むぬうう～！わんにゃんにゃああー！」

ン「子猫の逆襲だｗｗ」

モ「頑張れAっ、ダメージが入らないと逆襲が成立しないよ！」

ザ「手厳しいなｗ」

遠足と言っても撮影は撮影。私がFischer'sのおまけとして動画撮影に参加することになって始まった遠足シリーズだけれど、これが意外とウオタミさん達に好評である。

そもそもが私がアスレチックに参加するのは難しいっていう救済措置のようなものだったんだけれど、普段見られないメンバーの表情を見られる良い機会と認識されているのか新作動画を期待する声も少なくない。

「ぺえたわんにゃんどっちすき？」

ぺ「えー？俺はどっちも好きだからなあ」

「んふふ、Aもどっちもすきー！」

モ「あの二人揃うと癒やしオーラ全開だよね」

シ「分かるわ」