煉獄との出会い ページ1
少し遅い時間になってしまった。
いつも日が暮れるより前には帰宅し
母の手伝いをしていたはずだった。
いつも手伝わさせるのがいやで、
それを四つ年下の妹に押し付けたくて
わざと友達と夜中まで街で遊んでいた。
街の大人達に子供は帰れと言われ
とぼとぼ家に帰ることになるが、家に着くより前
帰路に赤い海が広がっていた。
母と妹のものだった。
驚いて腰を抜かす。
私より少し遅れて同じ場所へやって来たのは父。
父もこんな時間まで飲み歩いていたくせに
私が家に居なかった事を強く当たった。
頬をぶたれ、片手に持っていた酒瓶を振り上げる父。
私からも血が流れていてこれが当たればしぬかも
そう思った矢先、
当時の炎柱である煉獄槇寿郎さんに助けてもらった。
私は、父が母や妹をころし
私に嘘をついて殴ってきているものだと思っていた。
母、妹のし亡理由は鬼というものらしい。
父はそれから酒癖が悪化し、呆気なくしんだ。
暫くすると槇寿郎さんが迎えに来てくれて
煉獄一門として鍛錬を積むことになるのだが
時同じくして入門したのが甘露寺蜜璃。
槇寿郎さんは初めて会った時より
迎えに来てくれた時にやつれていたと思ったが
それは私の見間違えではなかったらしい。
息子である杏寿郎さんに話を聞くと
槇寿郎さんが柱であった時私に出会い、
迎えに来てくれた時は杏寿郎さんが柱になっていたらしい。
それから槇寿郎さんのように優しくなりたいと思い
蜜璃と共に杏寿郎さんに教わりながら鍛錬した。
杏寿郎さんは褒めて伸ばすタイプらしく
褒められ慣れていない私も
そして蜜璃もかなり恥ずかしかったものだ。
杏寿郎さんも蜜璃もかなり食べるタイプで
私は話すと食べれなくなるタイプ。
杏寿郎さんは私に気を使って
令和でいうチートデイなるものを私に設けて
私は週に二度一人で食事していた。
もちろんその時は杏寿郎さんのように沢山食べた。

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作者名:Black cat | 作成日時:2024年6月23日 22時