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証明書を見せると
「ミレイさんはこちらへどうぞ。Aさんはあちらへ。」
日本人の方が出てきてくれて
私たちを別々に案内した。
ミレイちゃんは、あのオーディションにも出てきた
森の中に入っていった。
太田「お久しぶりです、私、電話の時の太田です。」
「あぁ！太田さん。お久しぶりです。」
太田「やっぱり写真通り。すごく可愛いね。」
「そんな…ありがとうございます。
あの、なんでミレイちゃんと別になったんですか？」
太田「そういえば、まだ言ってなかったわね。
実は今回のオーディション、あなたが通過してることは
この最終オーディション審査員であるENHYPENのメンバー含め
プロデューサー以外は誰にも発表されてないの。
つまり21人目の合格者ってことよ
この主催者である方があなたのことをとっても気に入ったみたいで、サプライズ登場にしよう、って言い出して‥
ENHYPENのメンバーには、あなた以外の子の顔写真は見せているの。だから、あなたとは初対面になるわ。」
「え、そうなんですか…めちゃくちゃ緊張します」
太田「大丈夫。あなたと同じで、ダンスできない子が今回2人いるのよ。」
それは良かったけど…
太田「さぁ、これに着替えて来て。すぐに始まるわよ」
「そんないきなりですか？？」
太田「つべこべ言わないの。」
はぁ…
サプライズって…
そんな感じで出てきたのが
こんないかにも田舎者なダンス未経験芋女だったら
みんながっかりするに決まってる…
ミレイちゃんどうしてるかなぁ。
そして渡された服を見ると
高校指定ジャージのような黒のジャージ。
そして、胸元には
unable team
の文字が印刷してある。
まさか…
アイランダー
グラウンダー
そう呼ばれていた彼らみたいに
ここのオーディションでもグループ分けがある？？
それで言うと、unable、って絶対下の方のチームじゃん。
私はがっかりしながら、ジャージに着替えた。
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作者名：なののなの | 作成日時：2021年11月26日 12時
