スカッと体験談(1) ページ1
これは私が小学生2年生の時に起こった出来事です。
私は田舎の小学校から転校してきた子で、少しおどおどした性格でした。
よくアニメや漫画にいる地味キャラの立場ですね
そして転校してきて1週間ほどたったある日の事です。
うちの組(2組)には少し体型がポッチャリした気の強い女の子がいました。(A子と表記します)
A子は両親がお金持ちだったらしく、田舎者の私を毎日のようにからかってきました。
A子「私ちゃんってさぁ、前までどこに住んでたっけ?」
私「駄菓子屋さんのちかく...」
私は住んでいるところなどわかりもしないので、駄菓子屋の近くに住んでいると答えました。
A子「駄菓子屋さん?何それ〜」
A子ちゃんは私を嘲笑うように言いました。
その時私はメンタルが弱かったので、既に下を向きながら涙を堪えていました。
私「お菓子がいっぱい売ってるとこで...おばちゃんがいて...」
私は服の裾を握り絞めて必死に説明しました。
でもA子ちゃんはそんな私を見ながら
A子「ふーん、そうなんだ〜。そんなお店田舎にしかないよね〜♪アタシ一回も見たことないよぉ?」
私はその時もう泣いているも同然でした。
A子「じゃあ私ちゃんって田舎に住んでたんだよね?外のお店でご飯食べたことある?」
私「お店が近くに無いから…」
A子「えー!食べたこと無いんだ〜アタシは毎週外で食べてるのに」
A子ちゃんはお金持ちだからという理由で、みんなも何も言えないようでした。
その時
「へー、A子ちゃんって駄菓子屋も知らないんだ」
そういってくれたのは私の唯一の友達のB子ちゃんでした
A子「はぁ?アタシ知らないよ?だってお母さんがいつも美味しいお菓子買ってきてくれるもん」
B子「ふーん、A子ちゃんは自分でお菓子を買ったことも無いんだ」
B子ちゃんはA子ちゃんがお金持ちでも容赦なく言葉を放っていました。
B子「自分で好きなお菓子買えないなんて可哀想〜しかも毎週外で食べてるんだよね?何回食べてるの」
A子「4回は食べてるけど」
B子「A子ちゃんのお母さんは週に4回ご飯を作ってない、つまりA子ちゃんはお母さんの手作り料理をあんまり食べないんだね」
A子「そ、そんなこと無いし!もういい!私シーソーするもん!」
私は驚きを隠せませんでした。
B子ちゃんが気の強いA子ちゃんに口で勝つとは思いませんでしたし、何よりB子ちゃんが私を庇ってくれた事に一番ビックリしました。
それからB子ちゃんとは仲良しです。
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作者名:通りすがりの金髪少女 | 作成日時:2018年1月14日 19時