11話 安元side ページ14
あの二人、Aちゃんと、姫野さんが、休憩のときに出ていったきり、戻ってこない。
そろそろ休憩も終わるし、呼びに行こうと廊下へ出ると、
「きゃああああああ！！」
という、悲鳴が聞こえた。
姫野さんの声のようだけど、どこかわざとらしい。
取り敢えず俺は悲鳴の聞こえた方へと走った。
俺も、そこまで若くないから息が荒れはじめ、
苦しくなってきたところでついたのは、殆ど
誰も使っていない古い階段。
どうしてこんなところに、という疑問は
次の瞬間に消えた。
階段の先をふと見ると
そこには
赤い水溜まりをつくって倒れているAちゃんの姿があった。
「Aちゃん！！大丈夫！？おい！！聞こえる！？」
慌てて、駆け寄って声を掛けるが、既に意識はないようで反応はない。
出血もしているし、とにかく誰かに知らせようと携帯で、杉山さんに電話を掛ける。
杉「ー安元くん？どうしたの？もう休憩終わるよ？ー」
「ー杉山さん！大変です！Aちゃんが、階段から落ちて！！誰か人を呼んで来てください！！場所は奥の古い階段です！！ー」
杉山さんも焦った様子で分かった、と返し、電話を切ってから気づいた。
どうして、姫野さんが焦っていないのか。
心なしか、笑っているようにも見える。
まさか！！
「姫野さん、、Aちゃんを突き落とし足りしてないよな？」
犯人は違うかもしれないけど、明らかに転んでするような怪我じゃない。
それなら、それが実行できるのは姫野さんしかいない。
そうか、あのわざとらしい悲鳴は、
偽装か。
もうひとつ、疑問がとけた。
でも、どうしてこんなことをするのだろう。
また一つ疑問が生まれた。
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ねこ吉(プロフ) - マロングラッセさん» ありがとうございます。まだ迷っているので、ご希望があったら教えて下さい！ (2018年1月12日 19時) (
レス) id: 8ae1c8c61e (このIDを非表示/違反報告)
マロングラッセ - 誰と結ばれるか楽しみです (2018年1月12日 18時) (レス) id: 39b2ee909d (このIDを非表示/違反報告)
ねこ吉(プロフ) - 長月始さん» わざわざ、ご指摘下さって有難うございます。直ぐに訂正しますね。不快な思いをなさったのなら申し訳ありませんでした。 (2017年10月1日 17時) (レス) id: afb044c877 (このIDを非表示/違反報告)
長月始(プロフ) - あの15話からいきなり20話にとんでますよ？ (2017年10月1日 17時) (レス) id: 14d941bd84 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ吉(プロフ) - あやの♪さん» 有り難うございます！頑張ります！ (2017年7月26日 20時) (レス) id: 69f0890989 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ吉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/emiri04251/
作成日時：2017年4月26日 22時
