恋してもいいですか☆

＊元気印8 ページ8

事故とか 戦争とかの 悲しいものじゃなくて


動物とか 景色とか 人とか、

日常生活の中の 衝撃。




子供が すんごい顔して 転ぶ瞬間だったり、


オムライスに ケチャップで パンって 書いてあるのだったり、


子犬が マンガ 読んでるとこだったり。





俺が 気に入ったのは この…






丸「…コレ、なんか 沁みますねぇ…」




A「沁みます？(笑)」




丸「なんか 大都会のネオンより その上の 稲妻の方が キレイで…」




丸「なんか…、ええなぁ…」




A「気に入ってもらえました？」




丸「はい、めっちゃ…」




A「じゃあ もらってください。」




丸「……ぇ？」




A「やっと お礼が できますー」




A「これで 良かったら もらってください♪」




丸「いやいやいや、そんなっ」




A「最終日の本当に 最後ですから。」




A「わざわざ 来ていただいたし、お土産ってことで どうでしょうか(笑)」




丸「…いいんですか？」




A「はい♪」




A「包んで来ますね〜」






嬉しい。


ぇ、めっちゃ嬉しい。



誰かにモノあげるって コレ好印象ってことやんな。




俺、ドキドキしてる…






A「はい、どうぞ♪」ｶｻｯ




丸「じゃあ すいません、遠慮なく…」




丸「ありがとうございます。」




A「もし、ですけど、」




A「私の写真たち 気に入ってくださったんなら、また 個展 やる時 お知らせしたいので…」




A「こちらの 記帳欄の 下に 住所書いてもらえればDM 送らせてもらいます。」




丸「………」




A「…いりませんよね(笑)」




A「ごめんなさい、調子 のりました。」




丸「いえ、住所は…ちょっと このご時世 アレなんで。」




A「そうですよね、ごめんなさい。」




丸「普通に 連絡先 教えてもらえませんか。」




A「………」




丸「もし 良ければ、…ですけど…」




A「…ふふ♪」




A「分かりました、ちょっと 待ってください。」






そう言うと 自分の名刺 出して、その裏に 何か 書き始めた。







丸「…お名刺、カッコいいですね。」




A「白黒写真が 一番 好きなんです♪」ｶｷｶｷ




A「これ、こっちが 個人的な電話番号です。」




A「なにか あれば こちらに♪」ｽｯ
　

＊元気印9→←＊元気印7

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す