恋してもいいですか☆

＊元気印22 ページ23

なんで こんな 優しいんやろ。



俺も 章ちゃんの 半分くらい 優しい人間になりたい。






安「んーとね、」




安「もし 俺が その子で、」




安「マルのこと ええなぁ 思とったら…」




丸「…ぅん。」




安「やっぱ ショックやね。」




安「ウソの名前 使って 自分で 遊ぼう思てたんかなって 悲しくなる。」




丸「………」




安「ほんで その後、なんも 連絡 来ぃひんかったら もっと 悲しいなぁ。」




丸「…でも…、なんて 言うたら…」




安「そんまま。」




丸「そのままぁ…？」




安「俺が アホやから 記帳する時に 架空の名前 書いてもうたって。」




安「何回も 言おうとしたけど タイミング 逃したって。」




丸「…言えるかなぁ…」




安「それも 言われへんなら あきらめぇ。」




丸「嫌ですぅ〜っ」ｶﾞｼｯ




安「今日、仕事 終わったら 連絡しなさい。」




丸「……勇気ちょーだい。」




安「渋やーん。」




すば「あ？」




安「マルに 勇気をーっ」




すば「今日逃げたら 明日は もっと デカい勇気 いるで。」




すば「以上。」




安「深いーーーっ」




安「カッコいーーーっ♪」




丸「……抱きしめて いいですか…」




すば「大倉 貸したる。」




丸「せんきゅー そーまっち。」




ｷﾞｭﾑｯ




大「っどわ！なんやねん！！」




丸「ちょっとだけ こうさせて…」




大「男前に 甘えんな！」




亮「お、ええ感じ。」ｶｼｬｯ




大「亮ちゃん 撮らんといてっ」





今日は21時ころ 終わる予定。


そっから おうち 帰って22時前…


常識範囲内？非常識？



あぁ、もう分からん…





『今日逃げたら 明日は もっと デカい勇気 いるで』





…せやな。


たぶん あの子も 変な気持ちなんやろうし、ちょっと遅くなってでも 今日のうちに…






丸「ぅおーつかれ さまでしたっ」




「明日は10時に 迎えに来ますねー」




丸「はい、了解！」






いっそげ、いっそげ！


あぁ、もうエレベーター来るん 遅いぃっ



まもなく 21時45分っ





丸「……かけたれっ」





ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙｯ


ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙｯ



出て、お願いっ




ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙｯ


ﾌﾟﾙﾙｯ





A「はーい、お待たせしましたー」




丸「ぁ、ぁ、俺、いや僕ですけどっ」




A「ぇっと…、丸山…さん？」

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