恋してもいいですか☆2

＊元気印46 ページ16

おつりを渡すときに ちょっと長めに 指先に触れてくれて


にっこり 殺 人級のスマイルで 見送ってくれた。






安「キレイな人やったぁ〜」




丸「そうでしょう そうでしょう。」




安「次 個展とか あるなら 俺も 誘って〜」




丸「ぁ、来月あるみたい。」




安「行こー それ行こー♪」




丸「俺のやからねっ」




安「うん、マルの大事な人やんね。」




丸「そう、大事な…」




安「それ 分かりあってんなら 大丈夫。」




丸「……今日 会いに行こ。」




安「ぅわー、邪魔したーい♪」




安「信ちゃん絡みで メシ誘おっかなー♪」




丸「あいつは お前に 任せた。」ｷﾘﾘ




安「やめとくー♪」






昨日 メイクしてもらってる時に たまたま読んだ雑誌で


『男性からもらって嬉しいもの』特集やってて 思った。



なんか プレゼントしたい。


おしゃれさんやから アクセサリーとか バッグも いっぱい持ってる。


なにが ええか 分からへんから 行ったら ヒントないか 探ろ。






A「今日は 帰っちゃうのか〜」




丸「うん、朝 早いから。」




A「…ね、」




丸「んー？」




A「お昼の…さ、アレ 聞いてた？」




丸「アレ？？」




A「お父さんと テツさんの話…」




丸「テツさん、大工さん？(笑)」




A「車の整備士さん。」




丸「ムッキムキやったね(笑)」




A「聞いてた？」




丸「…ぅん、聞いてた。」




A「ちょうど 隆平さんたち いる時に 言わなくてもいいのにねー」




A「知らないんだから 当たり前か(笑)」




丸「…その中華屋さんの次男って ホンマに ジャニーズ系？」




A「いや、全然♪」




A「ついでに 興味も なぁーいっ♪」ｷﾞｭｯ




丸「そっか(笑)」




A「…だからね、」




A「なんていうか…」




A「気にしないで？」




丸「…ぅん。」




A「ん、」




A「んーーー♪」




丸「んふふ♪」




ﾁｭｳ




A「…あ！」




丸「っなにっ？」




A「おいしいパン 買ったの、持ってってっ」ﾀﾀｯ




丸「あぁっ、もっと ちゅーーっ」




A「ちょうどいい時に いらっしゃいましたねー♪」ｶﾞｻｶﾞｻ




丸「なにパン？」




A「チョコのとー、クロワッサン。」




A「明日の 朝ごはんにでも♪」

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