君が欲しい2【菅田将暉】 (ページ14)

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俺と君63 ページ14

꙳★*ﾟ

新年から数ヶ月、もう季節はすっかりと夏である。
日差しが強く、日焼けが気になるこのごろ。

早いな...女優になって2年目に突入する。

「菅ちゃーん！撮影始まりますよー！」

『い、今行きます！！』

砂浜を走る。
向こうには将暉さんの姿もある。
今日は2人で、写真集の撮影である。

水着など着るのはいつぶりだろうか？
そもそも体型は大丈夫だろうか？

『あの...言い忘れてたんですけど、私泳げないです』

菅田「ほんま？」

『すみません』

「いいよいいよ。海には足がつくところまでしか入らないし、そこまで深いところは行かないから！」

菅田「なんかあったら俺が全力で助けに行くで」

『そうならないように努力します！』

撮影が始まった。
とても楽しく、スタッフさんやカメラマンさんとお話しながら撮影するのは楽しく、自然と笑顔になれる。

おっちょこちょいなところも撮られるし、真剣なところも撮られ、照れている所も次々と知らない間にも撮られていく。

菅田「そうや、渡したいものがあるねん」

『はい。何でしょうか？』

日はくれて、夕日が海に沈みかけている。
将暉さんは、膝をついて私に指輪を見せてこう言った。

.

"俺と結婚してください"

.

と。