恵くん！お父さんをください！

ください23 ページ23

。


あれから甚爾さんが復活した。


『わーん！！！甚爾さぁぁぁん！！元気で何よりです！！』


「うっさ...」



抱きつこうとしても華麗にかわされた。
それでもめげずに抱きつこうとすると片手で頭を押えられる。


「懲りねぇなぁ...お前」


『だって甚爾さん大好きですもん！』


「お前の体調はどうなんだよ。毒に当てられてただろ」


『心配ないですよ？中和して自分で治しんたんで』


と、Vサインしたら、甚爾さんは恵くんに耳打ちしていた。




「あいつ、体より頭の方がいかれてんじゃねぇか？」


「何今更言ってんだよ。元からだろ」


「お前、さすがに可哀想だろ」


「親父が言うか？それ」



親子ってやっぱ顔似てんな。国宝級の親子じゃん。眼福だよ。ありがとう。神様。



「お！伏黒〜！毒神〜！そろそろ出るってよ」


『甚爾さんも行きませんか？』


「行かねぇよ」


『えー！！』


「行・く・ぞ・！」




首根っこ引っ張られ恵くんに連れ去られる。



「扱いそれでいいの？！」


『慣れちゃった！』


「虎杖もこうされたいか？」


「遠慮します」

大切なお知らせ→←ください22

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す