俺の彼女が可愛すぎる件

35 ページ36

。宇髄


タオルを持ってきて、ホットココアを入れた。
夏だと言うのに、暖かいのはいかなるものかと思ったが冷えきっている体には丁度いい。



宇髄「ほら、体あっためねぇと」


『...うん。でもアイスココアが...』


宇髄「アホか」




文句を言いながらもゆっくりと飲んでいく。
エアコンも切っており、俺は暑いが我慢。

でも、ｯﾋﾟとエアコンが開く音がした。



『...天元暑いんでしょ。我慢しなくていい』


宇髄「A...濡れてんだから冷えたら」


『お風呂入ってくるからいい』


宇髄「ん...そっか。温まってこいよ。寝るなよ？」


『ね、寝ない』




自信なさげそうに俺に告、お風呂へと向かった。
Aが風呂に入ってる間に、夕飯作るか。
キッチンに行き、作りかかろうとした時俺のスマホが光った。




«宇髄〜今日、飲みに行かね？»



高校時代の不良仲間からの誘い。
俺は、何事も無かったかのように伏せた。




昔のやつらとつるむと、いいことなんか起きねぇ。
ましてや、Aを心配させちまう。

もう、俺は足を洗ったんだよ。不良から。



『天元...。今日はありがとう』



フワッと香るシャンプーの匂いに、後ろから抱きしめてきたA。


やっぱり俺の彼女は可愛い。




宇髄「なに、誘ってんの？」


『キャベツ喉に詰まらせて、フガフガ言ってろ』

36→←34

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す