俺の彼女が可愛すぎる件

32 ページ33

。宇髄



鬼舞辻「...妹と別れることを推薦する」



2人っきりで話がしたいと言われ、初めに飛び出してきた言葉は、「別れてくれ」的な事だった。


宇髄「なんで...ですか」


鬼舞辻「家柄は知っているだろう。私もAには好きな人と、平穏な暮らしをさせたい。しかし、ヤクザの妹ともなると、虫がよってくる。意味は分かるか？」


宇髄「俺じゃ、守りきれないと？」


鬼舞辻「違う。私はこれでもカタギには手を出さない主義でだ。カタギのお前にもしもの事があったらAはきっと...」



大体は察しがつく。
俺を守るために、自分を捨てるだろう。

兄にとってはそれはさぞ嫌な話だ。



宇髄「俺は、一般のカタギ寄りかは、喧嘩はつえーし、Aを守れる自信はある」


鬼舞辻「・・・あぁ、確かに腕っ節は強いみたいだ。噂は知っている。それでも、素手と銃じゃ勝ち目はほぼない。だから、お前のために言って...」


宇髄「俺の為だァ？？！！巫山戯んな！！俺は、確かにあんたよりも弱い。けど、大切なもんぐらいは守れるわ！！！！」


『...天元どうしたの？』



俺は、Aを引き寄せこう言った。




宇髄「俺は、死んでもAを、守り抜く」

33→←31

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す