そばにいさせて～changmin～ (ページ33)

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ヒョンたちは意地悪ページ33

チャンミーン！ユノだよ！ユノから電話だよ！
チャンミーン！ユノだよ！ユノからで…

ブチッ

ップーップーップーップー

『『…………』』

あんなに甘い雰囲気だったのに、今はユノの声に2人が目をパチクリさせている。

チャンミンはしばらく、手の中にある携帯を見つめていたが、

『…ッだぁぁぁーーー！ヒョン、なんでジャマをしますかッ！？』

と、握りしめたそれに向かって怒っている。

Aはそんなチャンミンを前に、着信音に笑い出してしまった。

『ねぇ！待って！ユノさんの声？あはは！おなかいたいよ！』

笑いすぎて、Aはまた涙を流している。

私もユノさんに録音してもらおうかなーと冗談を言うAに、

『ダメです！なんでユノヒョンですか！ぼくの声をろくおんします。』

と真剣に言い出すチャンミンに、また大笑いしてしまった。

その後、Aさんの声も録音させろとせがまれたが、それはもちろん断った。

そうしていると、またあの着信音が聞こえてきた。

チャンミーン！ユノだよー！ユノか…

『なんですかヒョン！ぼくはとってもいそがしいですよ！』

その横で、Aは笑いを耐えている。

『チャンミン、ちゃくしんの音きいた？ねーどうだった？』

『ソッコーでかえます。』

『えーけっこーいいってマネヒョンも言ってくれたよ？』

『マネヒョンも仲間ですか！まったくあなたたちはなにを…』

『もうすぐリハだからもどってきてねー！』

ブチッ

ップーップーップーップー

『仲良しなのね、ユノさんとチャンミンは。』

切られた電話にため息をつくチャンミンを見ながら、Aは楽しそうに笑う。

『だから、東方神起は愛されるのね。』

チャンミンを見つめる眼差しは優しい。

Aのその言葉に、

『…そうだと、嬉しいです。』

チャンミンは少し照れて、そう笑った。

『ぼく、もう行かないといけません。』

『うん。ライブ、楽しんでね。』

Aは、ユノとチャンミンが楽しいとファンたちも楽しいと思った。

チャンミンが嬉しいと、自分も嬉しいように。

にっこり笑うAを見て、

やっぱりチューしたい！

そう思って一歩踏み出すと、後ろのドアが開いた。

『Aさん！お待たせしまし…た。あれ？なんでここにいるんだ？』

『…ヒョンたちは意地悪です。』

そう呟くチャンミンに、Aは苦笑いした。