そばにいさせて～changmin～ (ページ23)

今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:278,996 hit

2人だけの時間～changmin～ページ23

ベットの上から、彼女を見つめる。

ぼくを呼んで？

彼女の唇を見て、また視線を合わせる。

早くぼくを呼んで？

『チャン…ミン…』

あーやっぱりぼくは、あなたの声が大好きだ。

あなたに触れたい。

こっちへおいで？

そう思いながら、彼女へ手を伸ばす。

彼女の温もりが触れると、その感触を確かめる。

大丈夫。ぼくはここにいるよ。

もっと彼女を感じたくて、手に口づける。

手をとってくれたことが、こんなに近くで彼女を感じられることが、嬉しくてたまらない。

目の前で、彼女が柔らかく笑った。

同じ気持ち？

嬉しいと感じてくれているの？

そう思ったら、もっと触れたくなった。

自分のほうへ引き寄せ、そのままそばへ誘う。

目の前でぼくを見下ろすあなたに、夢中で抱きつく。

あったかい。

とっても安心する。

幸せ。

そう思いながら彼女を見上げると、

『チャンミン、かわいい。』

と頭を撫でられる。

もっともっとぼくに触れて？

『ふふっ！甘えん坊チャンミンね。』

そう言いながらぼくを見る彼女は、とても綺麗だ。

好きだよ。

大好き。

ぼくをもっと求めて？

真剣な目で見つめると、目の前に彼女の顔がくる。

抱きしめながら、彼女を覗き込む。

ドキドキが、彼女に聞こえてしまいそうだ。

『チャンミン…』

そう呼ばれて、止められない気持ちが溢れる。

『……A…』

堪らず名前を呼んだ瞬間、彼女の表情が変わった気がした。

自分を抑えきれずに

『A。好きだよ。』

と伝えると、彼女の瞳が揺れ、涙を流した。

どうしてあなたが泣くの？

好きすぎて泣きそうなのは、ぼくのほうだ。

『…チャンミン…好き』

真っ直ぐに見つめられながら、一瞬世界が止まった。

同じ想いでいてくれるだけで、こんなに胸が熱い。

やばい。

本当に、嬉しくて泣きそうだ。

言葉を絞り出しながら、彼女の涙を拭う。

自然とぼくの手をとる彼女に、愛しさが込み上げる。

『泣きたいときも、嬉しいときも。こうやってぼくの手をとって？』

あなたが手をとってくれるなら、ぼくはなんでもしてあげたい。

『おなじ気持ちを感じたいです。』

あなたと同じ気持ちなら、なんにも怖くない。

『だから…そばにいさせて。』

そばにいて、ぼくがあなたを幸せにしたい。

目の前の彼女のことだけを想って、素直に、ぼくは心の声を囁いた。