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高「やっぱり先生と生徒……だから？」
相「！…それもあります
保護者代わりとしてあいつがプロヒーローになるのを
ちゃんとこの目で見るまではちゃんと保護者でいたいんです
あとは…さっきも言った通りプロヒーローだからです
俺になにかあった時、それこそあいつがまた孤独に悲しむことになる…」
高「…相澤先生って真面目なんですね」
相「…マイクにも言われます」
高「プレゼントマイク先生も知ってるんですね笑
でも恋人っていう関係が原動力になることもあるんですよ？
別に保護者としてじゃなく恋人としてでもいいと思います
私にはAちゃんの恋人として
守って、そばにいてあげられるのは相澤先生しかいないと思いますよ」
名前言っちゃいましたねと笑う高宮さん
Aの俺を呼ぶ笑顔が浮かび思わず胸が締め付けられた
相「勝手に話進めないでくださいよ
恋人以前にそもそもAがそーゆー意味で
俺を好きなわけじゃないんですから」
そう答えると驚いた顔ではぁ！？と高宮さんは叫んだ
相「っ、びっくりさせないでください
なんですか」
高「い、いや…すみません…
まぁこれは2人が自分で頑張らなきゃいけない問題ですもんね」
その後も何やらブツブツ呟いてる高宮さん
お淑やかな印象から割と話しやすい印象に変わったのは
俺が言うことでもないが高宮さんが吹っ切れたからだろうか
高「ﾊｯ すみません！！
まぁとにかく…相澤先生も頑張ってくださいね
私も話を聞いてくれてありがとうございました…
明日から仕事仲間としてまたよろしくお願いします」
そう言って深々と頭を下げると高宮さんは俺の部屋から出ていった
1人になった部屋で椅子に座ると
一気に疲れが襲ってきて俺はため息をついた
目を閉じるとさっき言われたことが頭を巡り
色んな表情のAが浮かぶ
相「恋人……ね」
高宮の部屋
高「振られちゃった……
でもなんだろ、めちゃくちゃスッキリした
それにしても……
気づいてないのかな相澤先生、Aちゃんの気持ち
あんなに分かりやすいのに…」
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作者名：きい | 作成日時：2022年7月16日 8時
