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☆ ページ44
扉を開けるとみんなリビングにいて
私の元へ来ると体調を気遣うような言葉を掛けてくれた
みんなにごめんねとありがとうを告げると
その後ろで不機嫌そうにソファに座る爆豪くんを見つけた
あ「爆豪くん」
爆豪くんの元へ行き名前を呼ぶと後ろでは
ハラハラした表情で私たちを見守るみんながいた
爆「ぁ？」
あ「ごめん！八つ当たりした」
勢いよく頭を下げるとさすがに爆豪くんも驚いたようで
おい！？と言う声が私の耳に届く
あ「爆豪くん、ほんとは心配して何かあった？って
聞いてくれたんだよね？なのに私…
自分のことでイライラしてて八つ当たりしちゃって…」
爆「誰がてめェみてーな女心配するかよ」
そう言って立ち上がる爆豪くん
みんなはそんな爆豪くんに一斉ブーイングするが
私の横で立ち止まると
爆「その
もうあんなうぜー顔見せんじゃねェぞ
……何かあったらちゃんと言えクソ！」
と言ってドスドスと自分の部屋へ帰って行った
その後ろ姿を見ていたが耳が真っ赤だったので
謝罪の言葉はないが彼なりの愛情表現なんだろう
あ「爆豪くんらしいな…笑」
爆豪くんとも無事仲直り？したところで
私たちはみんなで寝るまでワイワイ楽しんだ
その夜
私が悪夢にうなされることはなく
それからも悪夢を見ることはなくなった
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作者名：きい | 作成日時：2022年7月16日 8時
