私は先生の特別になりたい (ページ18)

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☆ ページ18

次の日

あ「なんで！！？」

教室に響き渡る私の声

教卓には頭を抱えたエクトプラズム先生がいた

あ「上鳴くんは！？美奈ちゃんは！？

なんで私だけぇー！！」

上「ちょ、俺らに対してひどくね？笑」

芦「いやいや九九ぐらい分かるよ私たち」

エク「我モ驚キガ隠セナイ…

マサカ九九デ躓クトハ…」

そう、今は数学の授業中

私たちが習っている数式の中でかけ算を使うところがあり

当てられた私は答えを間違えた

まさかと思ったのかエクトプラズム先生が私に九九を言ってみろ

と言ったのだが

5の段から私は全部間違えていたらしい

それで恥ずかしいことに放課後、職員室で先生と二人

九九の勉強をしようかと言われたのだ

そこで冒頭に戻る…

あ「九九なんて覚えなくても今まで生きてこれたもん…」

瀬「いやいや九九ぐらいは覚えようぜ？」

エク「トニカクダ。今日ノ放課後職員室へ来ルヨウニ！」

エクトプラズム先生に言われ机に項垂れる

エクトプラズム先生スパルタだから怖いのよねー

覚えるまで帰らせてくれなさそうだ…

しかもその後、何かある度にA組のみんなに

九九が出来ない事をいじられ散々な日だった

放課後……

重い足取りで職員室へ向かう

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

あ「しつれいしまーす」

オ「おやA、暗い顔して…何かやらかしたのかい？」

あ「オールマイト…私は今日で終わりかもしれない…」

オ「えぇ！？そ、それは…」

オロオロしだすオールマイト

すると後ろからゴンッと何かで頭を叩かれて振り向くと

日誌を持った相澤先生が立っていた

相「エクトプラズム先生に聞いた

お前九九も出来なかったらしいな？」

久々に見る黒い笑顔でそう言う相澤先生

な、なんか…嫌な予感が…

相「…座れ」

有無を言わさない圧で自身の席の隣を指さす

あ「…はい」

そこからはネチネチと説教タイムが始まり…

相「おい、聞いてるのか

あれだけ勉強しろって言ってただろうが」

あ「はい、すみませんでした」

相「ヒーローになる前に進級できないぞ」

あ「それは…困る…」

相「ﾊｧ…だったらちゃんとやれ、いいな」

あ「うぅ…はい…」

その後戻ってきたエクトプラズム先生にも

同じような説教をされ結局九九を覚えるまで帰して貰えなかった