32話 ページ32
それからと言うもの秋元は暇さえあれば、Aに会いに来るようになった。
仕事が終わり、自宅であるマンションまで向かうと必ず秋元がAを待っている。
こう何度も会うと自然と心が開いてくるようで、
Aは自然と秋元の事をそれなりに信頼していた。
そのせいでご近所さんからの噂は相変わらずだが。
こんな毎日が続きAはふと気になる事を聞いてみた。
「秋元さん」
『ん〜？』
「なんていうか……ほぼ毎日私に逢いに来てますけど、その……お仕事とか大丈夫なんですか？」
『んー……「まだ」大丈夫だよ』
(まだ……？)
「…………秋元さん……貴方は一体何をしてる人なんですか……？」
『…………Aちゃんも何となくわかってんじゃない？』
そう言われてAは初めて会った時の事を思い出した。
あの時の男の人……殺される所を直接見たという訳ではないが、おそらくはこの目の前の男に殺されているだろう。
そう考えるとやはりただの一般人ではないはず、
『ほらほら、せっかく今日も会えたんだから、もっと楽しい事話そうよー』
「あ……は、はい」
『Aちゃんはさ〜暇な時とか何してんの〜？』
「あ、えっと……ゲーム……」
『へ〜面白い？』
「はい……楽しいです……とっても」
秋元はAの顔をジッ……と見つめる。
「あの……何か……？」
『Aちゃんはゲームの話してる時が一番楽しそうな顔するね』
「そうですか……？」
『うん、ゲームねぇ……俺はやった事ないなぁ』
「楽しいですよ、良かったら今度一緒に……」
『一緒に？』
「あっ……えっと……なんでもないです……」
『うん、一緒にやりたいねー、だからその為にも部屋入れてよ』
「嫌ですってば」
『だって今誘ってきたじゃん』
(この人と居るとなんだか不思議な気持ちになる)
秋元の方に顔を向けると目が合った。
「あ……」
『ん？何？俺に見惚れた？』
クスリと秋元が笑う。
サングラスの奥から見える綺麗な水色の目から目が離せない。
秋元が目を細め、こちらに顔を近づけてくる。
さらにAの頬に手を置き親指で頬を撫でる。
そのままAの髪を耳にかける。
「あ、秋元さん……」
『ん？』
「ち、近くないですか？」
『もっと近づく？』
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志貴(プロフ) - 悠さん» 悠様、コメントありがとうございます！いつも見て頂きありがとうございます！ (2022年12月14日 18時) (
レス) id: 7260f26da8 (このIDを非表示/違反報告)
志貴(プロフ) - そして、43話のセリフについてですが、特にこれといった元ネタは無いです笑どう言わせようか悩んでた所、ふと思いついたのがこのセリフでした笑 (2022年12月14日 18時) (レス) id: 7260f26da8 (このIDを非表示/違反報告)
志貴(プロフ) - コノさん» コノ様、いつも見て頂き、ありがとうございます(*´艸`*)♡コノ様のコメント、励みになります( *´꒳`*) (2022年12月14日 18時) (レス) id: 7260f26da8 (このIDを非表示/違反報告)
コノ - そして43話のん？と聞き返してくるのとお預け？と言うセリフ、とっても好きです！個人的にん？て聞き返してくる人好きなので是非推しに言ってほしい！これらのセリフなんですが何か元になったお話だったり参考にされたお話とかあったりしますか？！ (2022年12月14日 15時) (レス) id: d4a3ef37b3 (このIDを非表示/違反報告)
コノ - いつも見てます〜！！これほんっと好き！秋元の飄々としていながら本命である夢主に対して実は真剣な所がめちゃくちゃ解釈一致だしその表現がめちゃめちゃお上手で素敵です！何度も言うけどこれ！これを求めていたんです！！ (2022年12月14日 15時) (レス) @page44 id: d4a3ef37b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：志貴 | 作成日時：2022年11月17日 2時
