幼馴染のせいで男装してシェアハウス

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ま｢ち、違うから！元から男性が恋愛対象だったとかではなくて！その、Aくんだから…いつの間にか好きになって……｣

思考停止。
やばい

相川氏が？私を？好き？まじなの？
いや、照れ屋なのかなーとかしか思ってなかったよ？本当に私を好きとは思わなかったよ？

ま｢やっぱり気持ち悪い？｣
『へ、いや、そういうわけではなくて、その…』
ま｢…あ…返事は決まってからで大丈夫です。でも……絶対好きにさせます！！｣

少女漫画か……？いやこれは夢小説だから同じようなものなんだけど……

ま｢だっ、だから……！その、よそ見すんなよっっ！です！！｣

パーンッ

あ、花火。
……イケメンは様になるなぁ。花火とイケメン。何？これ。VRのあれ？イケメンに告白されるやつ？違うか。

『その、相川氏…』
ま｢真冬って呼んで下さい。僕もAって呼びます｣
『ま、まふゆ？』

ま｢……っっ！は、はい、A｣
きゃーってほっぺを押さえながら跳んでいる。女子か。

……ってそうではなくって！


『真冬あの＿』

天｢あれ、A？…と、まふくん！？｣

『翔太！？…と、皆…』
愛｢Aくんとぉ、まふくん以外のぉ皆はぁ？｣

『僕が屋台回りたいって言って…真冬が着いてきてくれたの。一ノ瀬さん達はあそこら辺にいるよ』

…あれ？何か違和感。

翔太、坂田さん、愛乃、浦田さん

……棗さんは

『……翔太、棗さんは？』
愛｢ちがぅよAくん…棗さんは……ふぇぇ……｣

う｢…俺から説明するよ。｣


浦田さんから聞かされた説明はこうだ。

愛乃と棗さんが一緒にトイレに行った(同時に行きたいと言ったそう)
近くで待っていたら膝を擦りむいた愛乃だけが出てきた
愛乃は棗さんがこかしてきたと言い、そんな事をする人と一緒に回りたくないとトイレから出てきていない棗さんを置いて屋台を回っていた。


『そんな馬鹿な事があってたまりますか。』

坂｢……｣
天｢な＿＿でも！96ちゃんは愛乃を…！｣
愛｢そうだょぉ……Aくぅん…｣
服の裾を掴んでくる愛乃。いつも以上に汚く見えた。

『離してください。それと言い訳は後で聞きます。真冬、志麻達のとこ先戻っておいて。』
ま｢え、Aは……｣
『棗さんを探してくるから。』
ま｢わ、分かった｣





・


翔太達が来た方向にあるトイレはただ1つ、ここだけ。

清掃はされているものの、人気の無い場所にあるのでほぼ誰も使わない。誰も来ないと言うことだ。
私は急いで女子トイレの中に入った。

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