私の推しの推しは私推し【mfmf】【srr】

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ｶﾁｯ

ｶﾁｬ

ﾄﾝｯ

ﾄﾀﾀ


ゲーム音が響く広いリビング。

ソファで正座する妹とゲームをしている兄

『お兄ちゃん』

お兄ちゃんを呼ぶとゆっくりとこちらを向いた。
ちょっと困惑している

天｢……な、なによそんな改まっちゃって…｣


『…明日、合コンに参加して参ります』

天｢は？だめ｣

『なんでよ！？』
天｢高2に合コンなんぞまだ早いわボケェ｣
『良いでしょ別に。ちょっとお話して帰ってくるよ。人数合わせだし』

天｢駄目。却下｣

『…お願い申し上げる』

天｢お断りさせていただくでござる｣


いや合コンなんてぇって私も思ったよ？

思ったけども…。


友達にあんな目で見られたら行くしかないじゃないか…

それにここまで反対されると…逆に意地でも行ってやるっていう謎の私のプライドが出てくる。
それに加えてお兄ちゃんにも腹が立ってくる


『別にお兄ちゃんにはなんもないんだから良いでしょ』
天｢無理。Aがどこぞの馬の骨に汚されるかもしれないでしょ｣
『そんな漫画みたいな事ないよ』
天｢あるの。とにかく駄目｣



『意味わかんないし』

天｢はーいでたAの｢意味わかんない｣。昔っから拗ねた時に出る言葉ね。お前の話してる事の方が意味わかんないからそれ言うのやめた方がいいよ｣


『はぁぁ！？そういうのうざいんだけど』
天｢はいはい。そーですか。高２にもなってこんな喧嘩みっともないしくだらないよ。合コンは却下。そろそろ晩飯作るから｣

『話まだ終わってない！！』
天｢俺は終わった｣

『ほんと意味わかんない！お兄ちゃんのバカ！』

天｢はいはーいまたでた｢意味わかんなーい｣。いい加減にしなよ｣

『まずなんでお兄ちゃんにそんな縛られなきゃいけないわけ？』

天｢は？母さんも父さんもいねーんだから俺がお前を管理するなんて当たり前の事だろ！？まだ子供なんだから！！｣

『もう大人だよ！高校2年生！』
天｢高２なんてまだ子供だよ！20歳なって出直してこい！！｣

『さいっあく、もうほんとうざい』

じわ、と視界が歪んだ

天｢泣くなよこんな事で。大体なんで今回のそんな行きたがるの？好きな男でもいんの｣

ずっと表情も変えずに淡々と晩御飯の用意をしているお兄ちゃん。

なんだか無性に腹が立った



『……お兄ちゃんの馬鹿！もう知らない！！』

天｢は！？ちょ、おいA！！！｣



私は少量のまふ様グッズと財布だけを持ち、ある所へと向かった。






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たまには兄妹らしく

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