私の推しの推しは私推し【mfmf】【srr】

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『はぅあ……声がいけめん…やばすぎ！！』

天｢A〜……？｣

『何お兄ちゃん。今まふ様の配信のアーカイブ聞いてるから後にして』
天｢そっ、それがさぁ…｣

｢こんにちは〜…まふ様、です？？｣


え？？？？？

…見間違える筈がない。
男性にしては高い声と大きな身長と細い手足…

まふ様！？！？



『…ぁ…』

ま｢……？｣
天｢A、自己紹介は？まふくんとは初対面でしょ｣

『あ、あま…天宮…です』
天｢それは分かるだろ｣
『A…です』

ま｢よろしくね、Aちゃん。それにしてもこの部屋凄いね〜。僕のグッズがいっぱい！｣

あｯ死

クソバカお兄ちゃんめ…何も言わずになんでこんな神を家に連れて来るんだよ！！

そ｢俺もいるよ〜｣
『あ、どうもそらるさん』
そ｢……こんにちは。Aちゃん｣

そらるさんだ。
この前会ったことがある。
なんかのお話中の筈なのに急にお兄ちゃんが部屋に入ってきてお兄ちゃんの部屋に連れてかれて｢これ俺の妹ぉ〜(真似)｣って急に紹介をされたのを覚えている。
あの時の私の困惑半端なかったからね？

『な、な、なんでこの家に？』
ま｢んー、天月くんと色々お話があるからかな｣
『それは新曲とか…』
ま｢内緒｣
『あ"っっ……はぃ…』

死ぬでしょ
ほっそい指が口元に行くだけでしんどいわ

もうそろそろまふ様が放つ光で目が潰れそうだから出て行って欲しいけどめちゃめちゃ目に焼き付けたい。

ま｢いつも握手会とか来てくれてありがとね｣
『う"っ…はひぃ…』

どうしようお金も払ってないのに握手してしまった！！！お兄ちゃんの妹で良かったぁぁ！！！
両親ありがとう感謝！！謝謝！！Thank you！！

ま｢いい子そうでいいねぇ天月くん｣
天｢ははは……｣
そ｢本当にAちゃん良い子だよね。いいなぁ｣

え、これ課金コンテンツじゃないよね？？
死んでいいか？？

こんな会話を目の前で聞いていいのか？
ん？？
え？？

あとでお兄ちゃんにお支払いしなくちゃね。うん。
……1万くらいでいいか


天｢じゃあ俺ら防音室で色々してるからあまり騒がないようにね｣
『騒いだことないわ！』
ま｢ふふ、面白いね｣
そ｢はやく行こ。時間ないでしょ｣



ﾊﾞﾀﾝ…


心臓が鳴り止まぬ。死ぬ？私。
こんな時は…

精神を落ち着かせるために…


『…缶バッジの手入れしよう！』



この後、お兄ちゃんに衝撃的な発言をされるなんてまだ知る余地もない。

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