旧作 神様はいた。2【NARUTO】【カカシ落ち】

59 独身スパルタ先生 ページ20

A「やっ、ちょっ無理だって！！」

雨のように飛んでくる忍具を、たった一本のクナイで弾いていく。
キンッキンッと響く金属音と自分の荒い息だけが聞こえて、焦りと疲れに頭が空っぽになる。

一杯一杯な私をどんどん煽っていくのは、


カカシ「早く変わり身しないと疲れるぞ？」


はたけカカシ。26歳。悲しい万年独身男。官能小説を手放さない超ドSマン。

A「変わり身とかするヒマ無いし！！」

か弱い乙女でも問答無用。目にも止まらぬ速さで印を結び始める。

はっ…！これアニメで何回も見た…。これは、、これはまさかっ！



カカシ「水遁水龍弾の術！」



A「いや、スパルタぁぁ！！」









A「ガガジぜんぜっ…死ぬぅ。。」

声にならない声で唸る。
あまりの苦しさに肺がはち切れそうになり、四つん這いになっていた。


カカシ「ほら、やれば出来るじゃない！」

そう言って上下している私の背中をさすってくれてやがるのは、もう一度紹介する。
さっきから私をシゴキまくってくる、

はたけカカシ。独身。



もう一回言ってやる。


はたけカカシ。独身だぁぁぁぁぁぁぁ！！！！


A「私、先生から殺意感じた…。」

カカシ「殺すわけないでしょーよ！」


いや、ニコッてしてたら良いってもんじゃないから。水龍弾とか再不斬追い込んだヤツだから。マジやめれ。

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