summer2-18 ページ40
aiba：
ジュンくんとカズさんとタクシーに乗り込んで、１０分くらい経っただろうか。
道の先に小さなお寺が見えてきた。
こんなところにお寺があるんだと思っていたら、ジュンくんはその入り口でタクシーを止めた。
え？ここ？
視線を送ると、力強く頷くジュンくん。
何でお寺？と思いつつお金を払ってタクシーを降りる。
きょろきょろと辺りを見回していたら、門のところに小さく「大野医院」と看板があった。
行く先が病院だとわかって、俺もちょっと安心した。
ジュンくんの背中にカズさんを乗せ、後ろから支えて歩いていく。
門をくぐって少し行くと、境内の中という不思議な場所にこじんまりとした病院が立っていた。
その入り口には、白衣を着た小柄な男性が立っていた。
「よお、ジュン。久しぶり。」
「大野先生、ご無沙汰してます。またよろしくお願いします。」
大野先生と呼ばれた人は、はカズさんの背中をポンとたたいた。
「お前も、もっと早く来いや。やせ我慢しないで。」
「・・・るせーよ。早く中にいれてよ。Ｊが疲れるじゃん・・・」
「お、悪かったな。さ、こっち。」
古びた病院の中は意外に広く新しいかった。
特殊な病院だと思うとむくむくと好奇心が湧いてきて、あちらこちらをキョロキョロ。
玄関を入るとすぐ待合室。大きなソファが２つ並んでいる。
右手にあるのが、多分受付と、診察室。
さすがにその中は見えない。
その向かいにドアが二つ。病室…だよね。
反対側はキッチンかな？ちょっと広めだから、ダイニングキッチンなんだろうね。
それにトイレ。
他には部屋はなさそうだ。
なぁんだ。普通の病院じゃん。ちょっとガッカリ。
そんな事をしている間にジュンくんはカズさんをソファに降ろして寝かせていた。
俺とジュンくんは、カズさんの横のソファに座る。
大野先生はいくつだろう、３０〜４０代にも見えるし、
もっと若いのかも・・・いやもっと年なのかもしれない。年齢のわからない小柄な人だった。
「カズ。具合は？熱は・・そこそこ高そうだな。点滴すっか。」
「なんだ。ちゃんと、医者みたいな事も・・いえるんだ。」
「コノヤロ。正真正銘の医者だぞ。近所の子どもだってくるんだからな。」
「人間も大丈夫なんですか？」
思わずそう言ってしまって、慌てて口を両手で覆った。
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ねこにゃん(プロフ) - orangeさん» ご挨拶いただきありがとうございますm(_ _)mなんだかんだでずるずる長くなってしまってます。どうぞ最後までお付き合いくださいね♪ (2019年9月5日 0時) (
レス) id: 4b03694919 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - 後れ馳せながら独立シリーズ？化おめでとうございます(*^^*)なんだかんだ大切にされる愛されカズちゃんのお仕事や能力や過去とか気になってしまいますねo(*ﾟ∀ﾟ*)o (2019年9月4日 22時) (レス) id: ec0a1d16c2 (このIDを非表示/違反報告)
ねこにゃん(プロフ) - orangeさん» こちらこそ、読んでいただいてありがとうございます！面白いと言ってもらえて嬉しくてたまりません。まだまだ暑さは続くようですので、orange さんもどうぞご自愛くださいね。コメントありがとうございましたm(_ _)m (2019年8月14日 0時) (レス) id: 4b03694919 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - こんにちは暑い中更新ありがとうございます！(^^)summerとても面白くて引き込まれてしまいます(*^^*) (2019年8月13日 21時) (レス) id: ec0a1d16c2 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - ちずるさん» 毎日暑いですね〜。ちずるさんも暑さには気をつけてくださいね。若い二人。書いていてとても楽しかったです。コメントありがとうございました♪ (2019年8月2日 8時) (レス) id: d02d1a736e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちえさん＆ねこにゃん | 作成日時：2019年7月9日 15時
