winter story37 ページ13
oono:
事務棟に戻ってきたら、部屋の前に人影があった。
「智くん、ただいま。」
「あれ？しょーくん？」
「ショウさんだ！おかえりなさい。」
「ただいまー。カズがお世話になったね。ありがとう。」
しょーくんがそういうと、アイバは悲しそうに俯いてしまった。
その肩をしょーくんがきゅっと抱きしめた。
「今日まで会議だと思ってた。おかえり。」
今度は俺の肩をきゅっと抱く。
欧州帰りはやることが恥ずいな。
「帰国早々の会議でさ。おかげで早く終わって助かったよ。
カズは？会える？」
「会いにいったら追い返されて帰ってきたところだ。
明日まで会えないとさ。
それよりも腹減ってない？メシ行こうよ。」
「あー。ちょっと待ってね。」
しょーくんは、電話を取り出した。
「俺。今病院に来てるんだけど、泊まれる部屋ある？
何処でもいいよ。ああ、いいね。それで頼む。
同じフロアに智くん達の部屋もあるといいんだけど。
あ、そう。じゃあ、いいや。
ん。待ってる。」
電話を切ると鞄を持った。
「今部屋を用意してもらってるから、そこでいいかな。
話したいことも聞きたいこともあるし。」
「どうせ時間がないんだろ？いいよ。その代わり奢れよ。」
「もちろん。」
「着替えてくるから適当に座ってて。」
「へーい。」
「お邪魔しまーす」
しょーくんは寝室と思われるドアの向こうに消えた。
アイバと一緒にいる部屋も豪華だと思ったけど、
それとは比べ物にならない豪華な部屋。
応接セットやダイニングテーブル、ミニキッチンとバーまであった。
奥に寝室とシャワーだろ？
「こりゃスイートルームだ。ほんとに病院かよ。」
暫くすると、ラフな服装に着替えたしょーくんが戻ってきた。
「中華食べたかったから適当に3人分頼んだんだけど、それでいい？」
「ありがとうございます！」
「酒は？」
「何でも頼んで？つか、バーに入ってない？」
冷蔵庫にはビールや冷酒、ワインクーラーは別にあって、
ボトルこそ小さいけど常温の酒もずらりと並んでる。
「masakiも好きなの頼んでね。」
「えーと、じゃあ、ビール？」
「ビールも山ほどあるぞー。ほら。」
「わっ。見た事ないやつだ。先生は？」
「最初はビールでいいや。お、男山だ。こっちは獺祭か。いろいろ呑めるな。」
上手い中華とビールはよくあった。
もちろん、日本酒も。ワインも。
全部おごりだと思うと余計うまい！
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ねこにゃん(プロフ) - ちえさんさん» ふふふ、夢と希望を詰め込んでます（笑）。なかなか贅沢とは縁がないですね〜。 (2020年9月25日 19時) (
レス) id: 3517159278 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - 一度でいいから、ここまで突き抜けた贅沢をしてみたい。落ち着かないだろうけど(笑) (2020年9月25日 18時) (レス) id: b2bd56270d (このIDを非表示/違反報告)
ねこにゃん(プロフ) - 千智さん» ほんとにいつ原因がわかるのでしょう（滝汗）さみしがりやのカズちゃんだけど、しばらくは一人ぼっちかなあ・・・。コメントありがとうございました。 (2020年8月11日 16時) (レス) id: 3517159278 (このIDを非表示/違反報告)
千智(プロフ) - やっぱり大野さんがストレスになってるんでしょうか？！でもカズちゃん、大野さんに会いたがってるような気もするようなしないような…。早く原因がわかって元気になりますように。、 (2020年8月11日 14時) (レス) id: 5441d66b3a (このIDを非表示/違反報告)
ねこにゃん(プロフ) - orangeさん» orangeさん、コメントありがとうございます。カズちゃんも頑張ってるんですけど、なかなか先が見えてきません(;^_^A 終わりもすこーし見えてきていますが、どうなる事やら・・・。無事に着地させられよう頑張ります！ (2020年7月9日 19時) (レス) id: 3517159278 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこにゃん | 作成日時：2020年3月14日 18時
