198 見上げた瞳(JK) ページ48
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ヌナは、誰かとソファーで電話をして、切ったあとは暫く家には物音ひとつ立たなかった。
一時間以上経ったかな…
俺の携帯にメッセージが入ってきて、
開く前にチラっと見えたメッセージ内容の最初の文字。
それが予想通りの名前で、全部理解できた。
ジミンと話す…だとか、そんな感じ？
多分電話の相手はユンギヒョンで、ヌナはメッセージを送信するのに随分時間がかかったんだろうな…。
あれこれ考えちゃって…。
ヌナってほんと、可愛い弟想いだよね。
ヌナがリビングから玄関に向かう音がする。
靴をはいて、静かにドアが閉まる。
外から鍵をかける音がした。
俺は重い体を起こしベッドから抜け出して、リビングまで向かった。
写真立てのヌナと俺は、あの日と変わらないまま、優しく笑う。
リビングの大きな窓の前で立ち止まる。
カーテンを僅かに開けると、マンションの下に見慣れない車が停車している。
真っ暗な中にハザードランプがチカチカと黄色くアスファルトを照らしていた。
外の世界に警告音が鳴り響いてるみたいで、その光は不快だった。
マンション側から小走りで現れた、ヌナの姿。
黄色い光に引き寄せられるヌナに、俺の全身の血が騒ぎ出す。
カーテンを少し閉めて、うつむき奥歯を噛みしめた。
色んな想いが込み上げる。
ヌナが乗り込んだ車が発進するのを見届けたら
まだヌナの暖かさが残るソファーに座ろうと思っているのに、車は全然発進しない……
停車したままの車の運転席から、あいつだけが降りてきた。
なに……？
ドクドクと脈が早くなるのがわかる。
俺はカーテンをギュッと掴んで閉めようとする。
なのにその姿から目が離せない。
あいつは、ゆっくり歩いて、この部屋を見上げた。
俺の視線とあいつの視線が、ぶつかる。
今、ほんの少し口角を上げたあいつは、俺を見てる…。
カーテンがちぎれるくらい、強く握りしめた。
あぁ…ヌナ。
話してくるって。
あいつが、話しにきたんだね？
ヌナじゃなくて、俺とだ。
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王様じゃんぷ(プロフ) - ぐうさん» 仕事の合間に聞いて泣いてみます💮5章も今から話が動くんで楽しんで下さいませ🌟また話しかけて下さい！ (2022年11月2日 7時) (
レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
ぐう - このお話すごい大好きです(՞ . .՞)♡このお話がすごい"paid paipar"の曲の歌詞がジミンとヒロインにマッチしていて泣けてきました笑 (2022年11月1日 22時) (レス) @page46 id: afc8ed882c (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - nnonnoさん» 嬉しくてスクショしました😭笑。ﾓﾁﾍﾞが落ちてたので本当に嬉しい🌈また来て下さい😭 (2022年10月27日 22時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
nnonno(プロフ) - まるで映画を観てるような気持ちで読んでいます。作者様の表現力、言葉のチョイスすべて最高です。伏線の張り方も回収もプロですね！本当に読み応えのある作品でグクと主人公の奥深すぎる愛にも号泣しています。みんな幸せになって欲しい！更新楽しみにしています (2022年10月27日 9時) (レス) @page50 id: 498383e375 (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - 7neanooonさん» お疲れ様です😌💓5章で待ってまする🌈 (2022年10月17日 7時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2022年9月1日 16時
