188 何考えてるの！ ページ38
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何があっても、会社は動く。仕事は今日だって山積みだった。
時間を確認するとお昼を過ぎた所だったから、そろそろ屋上にいこうかな。なんて考える。
今日は天気がいい。
ジョングクが私の体につけた証が沢山残る今日は、季節外れのタートルネックが蒸し暑い。
「見て見てジミンさんだよ！」
「ジミンさんが総務部に！何しに来たのっ！？」
騒がしい方を向くと、颯爽と髪をかきあげながら、黒いスーツで革靴を鳴らし、全女性の視線を浴びながら歩く…
その姿に皆が騒いでいようと、私には一切関係がない。
私はいつも通り、メガネをクイッとあげて、書類を閉じる。お昼を前に一旦手を止めて一息つくと
その足音が、私の隣でピタッと止まった。
あたりはザワザワとうるさい。
総務部は、ちょっとしたパニックだ。
左隣に止まった革靴に目を向ける。
えっ……
そのまま足元から…その姿を恐る恐る、見上げる。
まっ………、えっ…、えぇ！？？？
多分。今このフロアのほぼ全員がジミンの視線の先に注目している。
その視線の先は、他の誰でもない私だ。
初めてこんな私をちゃんと見た人も、いるだろう。
あんな女居たのかと思ってる人も、いるだろう。
ざわざわと女性陣の騒ぎは、加速する。
何！！！？……何なの、ジミン！！？？
JM「A。ランチ、行こうよ？」
一気にフロアは静まりかえった。
私！？私に言ってる！？
何考えてるの！？何してくれてるの！！！
私はこの会社で、身を潜める事に徹してきた。
誰の目にも止まらぬように、いつもいつも冴えない姿で平凡な、理想とする日々を築き上げてきたのに。
全ての努力はこの男によって、今、崩壊しそう……
A「パ、パクジミンシ…ひ、人違い…では？」
JM「何。恥ずかしいの？」
A「はず…」
目を見開いて、馬鹿！！ジミン！！！と心で叫ぶ。
瞳で訴える、ほんと…何してくれてるのよ！呆れる！
JM「呆れる、じゃない。馬鹿じゃないし。」
こっ……心を読まれた……
JM「ねぇ、何が食べたい？あ。屋上でお弁…」
A「パ、パクジミンシ、あー先日の取引先との！ランチの件ですね、ああ！ここでは、あの、あ、あちらへ！あちらで、話しましょう！！」
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王様じゃんぷ(プロフ) - ぐうさん» 仕事の合間に聞いて泣いてみます💮5章も今から話が動くんで楽しんで下さいませ🌟また話しかけて下さい！ (2022年11月2日 7時) (
レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
ぐう - このお話すごい大好きです(՞ . .՞)♡このお話がすごい"paid paipar"の曲の歌詞がジミンとヒロインにマッチしていて泣けてきました笑 (2022年11月1日 22時) (レス) @page46 id: afc8ed882c (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - nnonnoさん» 嬉しくてスクショしました😭笑。ﾓﾁﾍﾞが落ちてたので本当に嬉しい🌈また来て下さい😭 (2022年10月27日 22時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
nnonno(プロフ) - まるで映画を観てるような気持ちで読んでいます。作者様の表現力、言葉のチョイスすべて最高です。伏線の張り方も回収もプロですね！本当に読み応えのある作品でグクと主人公の奥深すぎる愛にも号泣しています。みんな幸せになって欲しい！更新楽しみにしています (2022年10月27日 9時) (レス) @page50 id: 498383e375 (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - 7neanooonさん» お疲れ様です😌💓5章で待ってまする🌈 (2022年10月17日 7時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2022年9月1日 16時
