153 俺とあの二人組 ページ3
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そんな昨日の事を思い返しながら、会社を出て、車を走らせる。ヌナは今日仕事を休んだから早く帰らなきゃ。
おかえりって笑うヌナは、俺だけを待ってる。
交差点で信号待ちしていると、ちょうど目に止まった、花屋さん。
こんなとこにオープンしたんだ…
そう思って、立ち寄る事にする。今日は再出発の記念日だからね。
ヌナが好きな色は紫。
ヌナが好きな花は、ひまわり。
喜ぶ顔を浮かべるだけで満たされる…、俺の、心。
でもさ、紫のひまわりなんて、あるかな？
車を止めて、歩いて店に入る。紫はないけどひまわりなら……ほら、あった！
JK「すみません、ひまわりを…一輪」
「リボン、つけますか？」
JK「紫のを、お願いします」
簡単なラッピングにリボンをつけた、ひまわり。
ヌナみたいに綺麗に、儚く、生きてる、一輪の華。
ひまわりの花言葉は、“あなただけを見つめる”なんだって。
でもね、大輪のおっきなひまわりには“偽り”って意味もあるんだよ…
ひまわりを手に、店を出よう振り返って
入り口に現れたその姿に、足が止まる。
TH「ジミナ、花束ってどんなの？」
JM「店員さんに聞いてみればわか……」
TH「わあ〜ぉ。……誰かと思えば」
ふさがれた入り口。
スーツ姿で目の前に立つ二人に驚いたけど、
俺はもう、動じない。
JK「わ…。本当に本当に、運命じゃない？ジミンさん」
JM「……どちら様でしたっけ？」
JK「ふっ。忘れられなくて泣いてるのかと思ったから、安心しました。」
爽やかに笑うと、向こうも涼しげに笑った。
JM「忘れられなくて泣いてるのは、お姉さんの方。……慰めてあげてね？」
JK「はは、本気になられると困りますよ、だってそしたら俺達……兄弟になるんだもん。それって……ゾッとしません？」
JM「……世界一、仲良く出来そう」
お互いに、にっこり笑う。
TH「もーギスギスしないのー。お花、Aちゃんに？」
JK「はい。ヌナはひまわりが好きで。そっちは？花束なんか無くても女の人は堕とせるのに」
TH「いや、僕達は…」
JM「Aに、薔薇の花束を買いにきた」
JK「なんでだよ…」
思いっきり睨む。秒で頭に血が昇る
JM「なに、余裕だったのに、笑える、目が本気。おもしろいね、」
TH「退職のお花を買いにきたの。部署のおつかいだよ」
動じない！って、思ったのに…。
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王様じゃんぷ(プロフ) - ぐうさん» 仕事の合間に聞いて泣いてみます💮5章も今から話が動くんで楽しんで下さいませ🌟また話しかけて下さい！ (2022年11月2日 7時) (
レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
ぐう - このお話すごい大好きです(՞ . .՞)♡このお話がすごい"paid paipar"の曲の歌詞がジミンとヒロインにマッチしていて泣けてきました笑 (2022年11月1日 22時) (レス) @page46 id: afc8ed882c (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - nnonnoさん» 嬉しくてスクショしました😭笑。ﾓﾁﾍﾞが落ちてたので本当に嬉しい🌈また来て下さい😭 (2022年10月27日 22時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
nnonno(プロフ) - まるで映画を観てるような気持ちで読んでいます。作者様の表現力、言葉のチョイスすべて最高です。伏線の張り方も回収もプロですね！本当に読み応えのある作品でグクと主人公の奥深すぎる愛にも号泣しています。みんな幸せになって欲しい！更新楽しみにしています (2022年10月27日 9時) (レス) @page50 id: 498383e375 (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - 7neanooonさん» お疲れ様です😌💓5章で待ってまする🌈 (2022年10月17日 7時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2022年9月1日 16時
