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幸せな時間は続く、軽くスピンをしたあとの羽生くんは私の隣で髪を触って、もっとマジなの見せたいわーと火がついてる。おもしろい。
まだ体が暖まってなくて軽いスピンにせよ、出来が悪かったらしい。
負けず嫌いなとこも、可愛い。
｢次はジャンプみせて！｣
『やだよ。お前の番。スピン』
｢は？出来ない出来ない！！｣
『なんで、ほら早く！』
羽生くんが私を引っ張る。その手を振り払って、やだよ！と逃げる
手を捕まれて、やって！とニコニコひっぱってくる。
｢やだよ離して｣
笑いながら振り払うと、めっちゃ笑いながら両手でまた私の腕をひっぱって
『おい、やれよ！』
ハハハハって大きな口をあけて笑いながら、腰に手を回してリンク中央に押してくる
｢出来ないってばー！｣
腰に巻き付いてくる腕をﾍﾟﾁﾍﾟﾁ叩く
待ってくれ。
なんだこの少女漫画みたいにキラキラしたイチャイチャな時間……………
羽生くんが私に向けて笑うと
胸の奥がギュッと締め付けられて時間が止まってしまう。頭の中が真っ白で羽生くんしか見えない世界に引き込まれる
そんな事を考えた一瞬の気の緩みで
ツルッと滑って転びそうになる
……わっ！あぶ……っ！
その瞬間ふわっと抱きしめられて優しい腕と甘い匂いが私を包み込む。転ばずにすんだみたい。
『あぶねっ！』
｢！！！｣
『セーフ。俺が支えたおかげ』
ち、近い……抱きしめられている至近距離で
ご機嫌な顔で笑う羽生くん。
その距離、ややややばいんですけど！？
羽生くんのことを直視して我を忘れてると
『見つめすぎ』
夢ですか………？これは……
羽生くん、は、は、離して！！って言いたいのに
｢……っ！ちょっ、｣
『今日楽しみにしてた？』
すっごく至近距離なこの瞬間に質問してくる。
まただ。またずるい羽生くん。
楽しみじゃなかった、なんて言わないの、わかってるくせに。
楽しみにしてたよって、言うしかない質問。
羽生くんは私に甘い言葉はくれないのに……。
私からの言葉を欲しがるのは……
｢今日すっっごく楽しみで楽しみで仕方なかった｣
なぜ？
『そっ』
私も欲しがってもいい？
｢はにゅーくんは？！た、た楽しみにしてたの！？｣
ドキドキする心臓をもっと早くさせていく羽生くんの瞳。
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王様じゃんぷ(プロフ) - だんごさん» ありがとうございます(ToT)自己満足100％で楽しく書いたので、楽しいって言って貰えて嬉しいです。感謝:) (2021年10月21日 10時) (
レス) id: 8d4c9c3192 (このIDを非表示/違反報告)
だんご(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます。これからの展開どうなるのんかぁー?更新待ってます! (2021年10月20日 14時) (レス) @page41 id: 69db7dc37a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ | 作成日時：2021年5月7日 22時
