水柱を追いかけて 【冨岡義勇】【鬼滅の刃】

染まる ページ11

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鋼鐵塚さんが私の日輪刀を持ってきてくださった









日輪刀は持ち主によって色が違うらしい









生まれた時から私は色に敏感だった









少しの違いだってすぐ分かる









私の瞳もそうだから





でも









なにか1色に染まるというのは





初めてのことだ









「…いきます」









私は日輪刀に手をかけた









ｽｯ









「「「！！！！！」」」









「橙色…？」




橙色だった、













まるで私の心の色を表しているようだった









自信に満ち溢れた橙









凄い、綺麗だ




「鋼鐵塚さん、気に入りました





ありがとうござ」









「、！待て、」




、








私の声を遮ったのは









鋼鐵塚さんだった









驚いた様子の鋼鐵塚さんの視線の先には









私が握っている桃色の日輪刀だった






ん？



桃色…？









「え、」









鋼「これは…,!」








鱗「……」









2人とも私の日輪刀を食い入るように見る









それもそのはず






私の日輪刀の色が変化したのだから









！


へ…


「また…」







今度は私がおどいた感情を表すように淡い藍色をしていた









鋼「…面白い日輪刀だ、




お前の瞳の色と同じように変化しておる｣









瞳の色…









そんなことがあるのだろうか









鱗「色が変化する日輪刀は初めて見たな…」






鱗滝さんでさえ初めて見たのか…









鋼「昔聞いたことがある、」









ふと思い出したように鋼鐵塚さんが淡々と話を始めた









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