トラガスの誓い ページ31
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その後はハチャメチャに遊んで泳げないのに海にも連れてかれて、浮き輪にしがみついた。
塗った日焼け止めは意味もなく、皮膚は真っ赤に焼けてしまったけれど、ひと夏の思い出と思えば笑えた。
夏休みの間、甲子園見に行ったり約束通り虫取りしたり忙しなくすぎて、そろそろ秋も過ぎようとした日。
｢A！！！！｣
｢どうしたん、｣
｢私、Popteenの専属モデルなる！｣
｢え！！！！おめでとう！！！！！！｣
走りながら向かって来たあーは私に飛びついて嬉しそうに笑う。
私も嬉しくて飛び跳ねながら喜んだ。
｢私絶対一流のモデルになる。TDCのランウェイも、パリコレだって歩けるようになる。｣
｢うん。応援してる。絶対なれるで｣
｢だからAも絶対先生なって、それで大人になってもお酒飲んだり遊びに行ったりしよ、｣
｢当たり前。私ら親友やろ？｣
｢ほとんど家族みたいなもんやん。｣
あーは嬉しさに涙ぐんでいて、私も少し泣きそうになった。
抱きついたまま、私のピアスをちょんちょんと触る。
｢ん？｣
｢これが前言うてた親友くんに貰ったやつ？｣
｢せやで可愛いやろ？｣
｢うん、｣
シュンって急に俯くあーは、顔を上げて大きな声でひとこと。
｢ずるい！！！！！！｣
｢え？｣
｢わたしも！Aと！！お揃いの！！！なんか！！！！欲しい！！！！！｣
｢いや、でもこれお揃いにした訳じゃなくてお揃いっぽくなっただけって言うか、、｣
｢そんなの関係ねぇ！！！！！｣
｢え、急な小島よしお、、｣
｢なあ、お揃いの場所にピアス開けよ。｣
｢え、｣
気づけばあーが住んでるマンションの部屋に連れ込まれて、前にはニードル。
オタオタしてる内に、あーはニードルを綺麗に消毒して自分のほっぺをペチペチ叩いた。
｢どこがいい？｣
｢軟骨？｣
そんなあーに抵抗せずに場所を探す私も、あーと何かお揃いが欲しかったみたいだ。
｢あ、ここは？｣
あーが指をさしたのはトラガス。
｢じゃ、あーが左で私が右ってどうよ？｣
｢なにそのお揃い感。ピアス買ったら絶対半分こしよ。｣
｢約束な！｣
指切りをして、あーの膝に向かい合わせに乗る。
服の裾を掴むと、あーが私のトラガスにニードルの先を当てた。
｢、ぅあ、っ、、｣
｢はい出来た｣
｢ん、っありがと、｣
ファーストピアスを嵌めて、じんじん痛む耳をさする。
前に座ったままのあーはボソッと呟く。
｢なんか、エ□、｣
｢おい！！！｣
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じょび(プロフ) - tadamomopiさん» ももくらさんありがと！！！！！！！ (2019年3月30日 13時) (
レス) id: 7786978901 (このIDを非表示/違反報告)
tadamomopi(プロフ) - やっぱりやっぱり大好き（ ; ; ）（ ; ; ） (2019年3月28日 23時) (レス) id: fd599d71d8 (このIDを非表示/違反報告)
じょび(プロフ) - オクラさん» オクラさん！コメントありがとうございます！(○´ｰ`○)頑張ります！ (2018年8月19日 11時) (レス) id: cab6392b32 (このIDを非表示/違反報告)
オクラ - とても面白いです(＞＜)更新頑張ってください！！！ (2018年8月19日 11時) (レス) id: 7ba911c0c9 (このIDを非表示/違反報告)
じょび(プロフ) - ∞くらら∞さん» ∞くらら∞さん！コメントありがとうございます！頑張ります！！！ (2018年8月2日 1時) (レス) id: cab6392b32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じょび | 作成日時：2018年7月9日 15時
