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四人 ページ11









「おはよー!」

「おはよー笑」


いつも通り迎えに来てくれたおくらはなんだかあんまり元気がない。


どうしたん?って聞いても苦笑いで済まされるので、自分から言うまでは聞かないことにした。


受験勉強は難しいけど、大好きな数学は楽しくて少しずつ自分がレベルアップするのが分かった。


合格のために内申点も気にして、提出物も授業態度も完璧。


お母さんに公立進学校を目指していると伝えた時は感動して泣かれたけど、落ちれば私に行く道は無くて後戻りなんてできない。



祐介も、海ちゃんも、おくらも。

みんなが夢に向かって進んで、道が別れる。


おくらは最近ジャニーズの仕事が本当に増えて、どんどん一緒に過ごせる時間が減った。


寂しくも嬉しくもあって、わたしはその分勉強に励んだ。





お昼休みになって、いつも通り4人で集まる。

向かい側に海ちゃんと隣り合わせで座るおくらは上の空で、相槌をたまに打つだけだった。






「帰ろか」

「うん!」



家に向かって歩くスピードは、心做しかいつもより遅い。

ゆっくりゆっくり、おくらが話したいことを話せるように、歩幅を合わせて歩いた。


「あんな?」


一言で分かる。


これはあんまりいい話じゃないのだろう。



「俺、中学卒業したら東大阪引っ越すことなってん。」



なんて返事したのかあんまり覚えてない。


一緒にいた九年の思い出が、ぐるぐると頭を回った。

全部がセピア色になって、そこにあるのに手が届かないような気がした。


気がつけば私の家の前まで来ていて、やっと言葉が出る。


「でも、絶対また会えるな笑」

「うん。俺もそんな感じすんねん笑」

「あと、4カ月くらいかあ」

「なんか実感わかへんよなあ」

「でも仕事行きやすなるな!」

「それおかんも言うてたわ笑笑」

「絶対忘れへんから」

「うん。俺も。」

「当たり前。親友やん」

「俺の親友になれるとかほんま運いいで?笑」

「うるさ笑」


いつもみたいに笑いあって、アホなこと言うて、ラーメン行こかとか話して。


「二人には言うたん?」

「まだ。」

「ほなラーメン誘おうや」

「なんか無駄に緊張するわ笑」



四人でラーメン食べに行って、二人の驚いた顔と寂しそうな笑顔見て、時間が流れる。


「でも絶対また会えるわ」

「それさっきAも言うてた笑」


祐介も海ちゃんもまた会えるって無駄な自信があってみんなでまた笑う。




いつも通りでいつも通りじゃない4カ月が始まった。






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じょび(プロフ) - オクラさん» オクラさん!コメントありがとうございます!(○´ー`○)頑張ります! (8月19日 11時) (レス) id: cab6392b32 (このIDを非表示/違反報告)
オクラ - とても面白いです(><)更新頑張ってください!!! (8月19日 11時) (レス) id: 7ba911c0c9 (このIDを非表示/違反報告)
じょび(プロフ) - ∞くらら∞さん» ∞くらら∞さん!コメントありがとうございます!頑張ります!!! (8月2日 1時) (レス) id: cab6392b32 (このIDを非表示/違反報告)
∞くらら∞ - 更新頑張ってください。応援しています! (8月2日 1時) (レス) id: e02417ac6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:じょび | 作成日時:2018年7月9日 15時

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