[A3！]女優ＶＳ俳優

クランクアップ ページ4

「お疲れ様です〜！クランクアップおめでとう！天馬くん！Aちゃん！」

「わぁ〜監督ありがとうございます♡監督もお疲れ様です！すっごく役者としてまた成長できた気がします〜！」

「ありがとうございます。また監督の作品に出れるのを楽しみにしてます」

無事にクランクアップした私たち
放送は今10話くらいまでされていてなかなかに評判が良いみたい
ま、私が出てるし当たり前だけど！

｢Aちゃんは次は舞台かな？｣
「そうです！マネージャーの知り合いが劇団の方で良かったら出てみない？って言われて初舞台で(^^♪」
「楽しそうだね〜」
「はい！もう稽古始まっててこの間遅れて参加してきたんですけど、も〜ちょ〜楽しくて！監督のこと観劇招待しても良いですか？」
「いいの？」
「是非是非！舞台の私も見てください！」
「やったー！じゃ楽しみに待っておくね。天馬くんは次は映画かい？」

と話を天馬に振る

「あ、はい。一応その予定です。」
「すごいね〜ドラマの次は映画！さっすが天馬くん。」
「あはは、そうでもないですよ！」
「ほんと！このアホ役者は私の足元にも及ばないですよ！」
「はぁ？お前より俺だろ」
「はは、もうこれで天馬くんとAちゃんの可愛らしい喧嘩も見納めだね」



と賑やかしく私たちのクランクアップは終わった


「おい」
「何？」

解散になってばらばらとみんな持ち場に戻ったり、次の現場に向かおうとしてる中私は呼び止められた

「お前次舞台なんだな…」
「そーだよ！観にくる？私舞台でもすごいから」
「ふん、誰がアホ役者の舞台なんか見るか」
「ひっどーお前まだ舞台立ったことないくせに」
「ふん、俺だってそのうち…」


話が止まった

「…」
「あっ、学校行かなきゃ！」
「今からか？！」
「そそ！私優等生だからさ☆じゃ！」
「あっ！おい！！」

パタパタとかけていくあいつはキラキラ輝いていた

「今から行ったって昼休み終わってる辺りだろ……」

俺だって舞台に立ってみせる

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