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Aside
福良さんが録画終了のボタンを押したのを確認すると私は一気にその場にへたり込んだ。
伊沢「お疲れ様。よかったよ。」
伊沢さんはソファの席を空け、そこに私を座らせた。
ふくら「っていうかあの変更聞いてなかったんだけど!」
山本「さすがにふくらさんも知らないっていうのはビビったよね〜笑」
『ああ、それなら…』
私はさっきまで自分が持っていたパソコンを操作して、福良さんに見せる。
撮影が終わったら追加の企画のメールを福良さんに見せておいてって河村さんからメールが来ていたんだよね。
メールに目を通した福良さんはときおり怪訝な顔をしながらも、メールを読み込んでいるようだった。
福良「事実確認とかは怠ってなさそうだから大丈夫だね。」
福良さんはもう…とため息をつきながらパソコンを閉じた。でもその顔には少し笑顔が含まれていて。
なんだかんだ大丈夫なのかな。
そのまま今日の問題の振り返りなどをしていると伊沢さんが扉をバン!と開けて飛び込んできた。
伊沢「お疲れってことでアイス!1人1本な!」
伊沢さんは叫びながら机の上にパピコを3袋置いた。
パピコなんて懐かしい。昔友達と分けて食べてたっけ。
みんながやったー、と口々に言ってパピコに手を伸ばす。
私もその中の1本を貰い、蓋を開けようとしたがどんなに引っ張っても開かない。こんなに開かないもんだっけ。苦戦していると隣に座っているタクがパピコを咥えたまま「ん。」と手を出してきた。仕方ない。こういう時は力がある人に頼ろう。
『お願いします。』
川上「よろしい。開けてやろう。」
パピコを食べながらドヤ顔をするタクに渋々パピコを渡すとものの数秒で蓋を開けてしまった。
『嘘やん。』
川上「お前の力がないだけ。」
タクは小馬鹿にするように笑って私に蓋を開けたパピコを渡してきた。
思わず睨みつけると知らん顔をされた。くそう。
川上「それよりアイス。溶けるぞ。」
『あ。』
アイスが既に溶けかけなのに気づいた私は慌てて手に持っているパピコにかぶりついた。
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エリ(プロフ) - きららさん» ありがとうございます!生き甲斐だなんて宜しくないですよ( ˇωˇ )これからも頑張ります、ありがとうございます! (2019年7月22日 18時) (レス) id: 289df29eb3 (このIDを非表示/違反報告)
きらら - もう、生き甲斐になってます(*´∀`)♪ (2019年7月21日 20時) (レス) id: 74e44844cb (このIDを非表示/違反報告)
きらら - いつも面白いお話を書いてくださることに感謝しかございません!これからもエリさんのペースで更新頑張ってください!毎日更新楽しみにしてます! (2019年7月21日 20時) (レス) id: 74e44844cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エリ | 作成日時:2019年7月13日 21時