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Aside
私がQuizKnockに加入して1週間が経過した。なるべく時間がある時はオフィスに行って早押しの練習をさせてもらったり、問題読みをしながら勉強をしていた。
QuizKnockには東大の人が多いので、学内で会うことも多く、大学の生活も若干変りつつあった。まだ友達には何も言われていないがいつ気づかれてもおかしくはないだろう。それが私の唯一の気がかりだった。
今日は授業がなく課題の提出が迫っていたので家でずっとレポートを作成していた。
一日中頑張ったおかげでなんとかあと校正で完成というところまで来たので今日のところは作業を終わらせることにしよう。ふと時計を見てみれば夜の8時だった。
パソコンを閉じ作業していた部屋を出てリビングへ向かう。基本私は勉強や課題をする時はスマホを手元に置かないので、今日1日ほぼほぼ誰とも連絡をとっていない。緊急の連絡が来ていなければいいのだが。
幸い緊急の連絡は来ていなかったがLINE通知が大量に来ていた。直ぐに返事できなかったことに心の中で謝りつつ、送られてきたLINEに目を通していた。
すると急に電話がかかってきた。スマホを見ている時に電話がかかってくるのはとても心臓に悪い。ひとしきり驚いたあとに画面をみると、発信元に川上拓朗の文字。
なんだタクか。私は直ぐに電話に出た。
『もしもし?急にどしたんよ。』
川上「すぐ出るってことは暇?」
画面越しでも笑っているのがわかるような声。
『半分正解。一日中課題漬けで今終わったとこやから。』
川上「おつかれ。」
『ありがと。で、どしたん?急に電話なんて。』
このまま雑談で話がどこかに行ってしまうのを防ぐべく、単刀直入に聞く。
川上「Aが好きそうな酒貰ったから呑まねーかな、と思って」
『え、呑みたい呑みたい
どこ行けばええ?』
川上「じゃ、僕の家で」
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エリ(プロフ) - きららさん» ありがとうございます!生き甲斐だなんて宜しくないですよ( ˇωˇ )これからも頑張ります、ありがとうございます! (2019年7月22日 18時) (レス) id: 289df29eb3 (このIDを非表示/違反報告)
きらら - もう、生き甲斐になってます(*´∀`)♪ (2019年7月21日 20時) (レス) id: 74e44844cb (このIDを非表示/違反報告)
きらら - いつも面白いお話を書いてくださることに感謝しかございません!これからもエリさんのペースで更新頑張ってください!毎日更新楽しみにしてます! (2019年7月21日 20時) (レス) id: 74e44844cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エリ | 作成日時:2019年7月13日 21時