検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:108,914 hit

12-1 ページ26

Aside
ツイートし終わって一息つく。
今やフォロワーは3万人ほど。今日開設したばっかりだというのに早すぎる。
その3万人、いやそれ以上の人に見られるに恥じないツイートを、と考えながら文章を作るのはなかなかに緊張してしまう。

福良「どうする?もう遅いしお開きにする?」

時計を見てみればすでに11時半すぎ。電車大丈夫かなぁ…

伊沢「そうだね。電車で来てる人の方が多いし、お開きにしよっか。お疲れ様!」

そしてその場はお開きにし、それぞれが荷物をまとめる。電車で帰る人はみんなで一緒に帰ることになった。
オフィスがあるのは住宅街なのでそこそこ道も暗い。一人で帰ることになっていれば少し怖かっただろう。でも私以外にも7人ほどいるので安心だ。

最寄りの駅に着くとそれぞれの方角でまた別れる。私は水上さんと山本さんと同じ方向で、水上さんに関してはよくよく聞いてみれば最寄り駅も一緒だった。最寄り駅からは反対方向だが、最寄り駅までは一緒に帰ることになった。

深夜の少し空いてる電車に今日知り合ったばかりの人と二人。私が押し黙る中、水上さんがにっこりと笑いながら口を開いた。

水上「そういえばさ、Twitter見た?Aちゃん姫とか言われてるけど」

山本「見た見た笑」

『えっ???』

言われてすぐにTwitterを開きTLを流し読みする。その中に伊沢さんがツイートした工学部のプリンセスという文字が目に飛び込んできた。
二度、三度と繰り返して読むが書いてある文字が変わるわけがなく。
ツイートした時はすぐにTwitterを閉じてしまったので気づかなかったがこう書かれていたとは。

水上さんと山本さんが笑いながらでしょ?と覗き込んでくる。私は過去最高レベルの打ち込みスピードで伊沢さんと彩加さんにリプライを送った。

山本「姫、いいと思うよ?」

水上「そうそう。僕だってプリンスだのなんだの呼ばれてるし」

山本さんと水上さんがにこにこしながらこちらを見ている。全然フォローになっていない気がする。

『でも姫ってわがままだったりするイメージが強いんですが…』

山本「違うよ!それだけ大事ってこと!」

『えぇ…』

何か上手く言いくるめられた感がある。
でも私は絶対に認めないぞ。というか認めたくない。私はそんなに姫という器じゃないし、姫と言われて笑顔で生活できるわけがない。

『まあこういうのは一時的な冗談ってやつですよね…』

山本「でも伊沢さん何やるかわからないからね笑」

12-2→←11-3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
170人がお気に入り
設定タグ:東大王 , QuizKnock , Youtuber
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

エリ(プロフ) - きららさん» ありがとうございます!生き甲斐だなんて宜しくないですよ( ˇωˇ )これからも頑張ります、ありがとうございます! (2019年7月22日 18時) (レス) id: 289df29eb3 (このIDを非表示/違反報告)
きらら - もう、生き甲斐になってます(*´∀`)♪ (2019年7月21日 20時) (レス) id: 74e44844cb (このIDを非表示/違反報告)
きらら - いつも面白いお話を書いてくださることに感謝しかございません!これからもエリさんのペースで更新頑張ってください!毎日更新楽しみにしてます! (2019年7月21日 20時) (レス) id: 74e44844cb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:エリ | 作成日時:2019年7月13日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。