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Aside
山本「そういえばさ、Aちゃんってどれくらいクイズできるの?」
歓迎会が始まってから小一時間。食べ物もだいぶ減ってきて暇になってきた頃。
思いっきりお酒を飲むのはいけないとセーブしながら飲んでいたら山本さんに話しかけられた。
下の名前で呼ばれたことにびっくりしたというのはさておき、どれくらい出来るかというのはまた難しい質問だ。
『うーん…趣味くらいですからね…』
自分で答えられるはずもなくとりあえず曖昧に答える。
河村「じゃあさ、こんな場でするのもアレだけどクイズ大会やる?」
伊沢「いいじゃん!もう飯も無くなってきて暇だからやろうぜ!俺準備するから撮影部屋来て!」
伊沢さんがダッシュで部屋を出ていく。
私達はみんなで食べ終わった食器などを全て片付け、撮影部屋で向かった。
撮影部屋に行くと伊沢さんが何やらスマホとスタンドを設置していた。
伊沢「あ!これサブチャンで流そうと思ってさ。Aちゃんは手だけ写るようにするから!」
伊沢さんはテキパキと設置し、「Aちゃんはここね」と席に案内してくれた。
全員が自分の場所に着いたあとで、伊沢さんはカメラを回した。
伊沢「はいどうも!サブチャンです!
今からクイズ大会をするんですが、今端っこでね、手だけ写ってるのはAちゃんです!で、山森さんに読み手をしてもらいます!」
彩加さんは読み手なんだ。楽しみだな。
鶴崎「戦ったことないから全然分からないんだけど笑」
渡辺「そういえばクイ研にも入ってないんだよね?」
『そうですね。サークルはどこにも入ってないんです』
でも私以外全員めちゃくちゃ強いのでは…?
東大王だって3人もいるし他の人も強いって聞いてる。後悔しても遅かった。
全員でスイッチのチェックをし、早速始めることになった。
山森「第一問。」
その場の空気が張り詰める。今まであんまり経験したことがなかった緊張感。趣味で楽しくするクイズとはまた違った空気にどこかで心を踊らせる自分がいる。
山森「単純接触効果とも」
ピンポンッ
ほぼほぼ全員が同時にボタンを押した。付いたランプは…私の目の前にあるランプ。私が押し勝ったんだ。
山森「おっAちゃん!」
『えっと…ザイアンスの法則』
ピンポンピンポンッ
山森「正解っ!Aちゃんすごいじゃん!」
正解音が鳴り響く時の快感。あ〜という悔しがる声。自分が正解したという達成感。気持ちいい。
これが早押しクイズなんだ。
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エリ(プロフ) - きららさん» ありがとうございます!生き甲斐だなんて宜しくないですよ( ˇωˇ )これからも頑張ります、ありがとうございます! (2019年7月22日 18時) (レス) id: 289df29eb3 (このIDを非表示/違反報告)
きらら - もう、生き甲斐になってます(*´∀`)♪ (2019年7月21日 20時) (レス) id: 74e44844cb (このIDを非表示/違反報告)
きらら - いつも面白いお話を書いてくださることに感謝しかございません!これからもエリさんのペースで更新頑張ってください!毎日更新楽しみにしてます! (2019年7月21日 20時) (レス) id: 74e44844cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エリ | 作成日時:2019年7月13日 21時