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#25 ページ26

しばらく進むと長い階段が見えてきた

キンタ
「行くぞー!」

 キンタを先頭に一気に階段を下りる

 その時

メグ
「うわっ!」

 メグが足を滑らせ、階段から滑り落ちそうになる

 が

 ガシッ
 後ろにいたリュウがメグの腕を掴む

 そのお蔭でメグは階段から落ちなかった

メグ
「ありがと」

リュウ
「……」

 リュウは何も言わず、階段を下りていく

メグ
「……」

 階段を下りきると

キンタ
「おい!メグ!メグ!」

メグ
「あっ…」

キンタ
「メグ、地図を見せてくれ」

メグ
「うん」

 メグは足場の悪い道を滑らないようにゆっくりと歩く

キンタ
「よし」

メグ
「はい」

 メグはキンタに地図を渡し、キンタは地図を広げる

キンタ
「ここだな」

 キンタが見た先には大きな洞窟

 キンタは躊躇いもなく洞窟の中に入って行く

 皆も後を追うように洞窟の中へ

キュウ
「…ここですか?」

 キュウはまた情けない声を出す

 そしてAがほんの少し、誰にも気付かれないくらいで震えている

リュウ
「…大丈夫?」

A
「…え?何が」

リュウ
「手…震えてる」

A
「…大丈夫」

リュウ
「…わかった」

 本当にこの2人の関係はなんなんだろうか

 誰もAの震えに気づかなかったのに

 何故…リュウだけ気づいたのだろう

数馬
「怖い、怖い」

三郎丸
「うわっ!押すな、バカ」

 皆がどんどん先へ進む中、キュウとAだけが中々前に進まない

キンタ
「A…だっけ?ライトつけてくれ」

A
「…ええ」

 Aはライトをつけ、キュウに渡す

キュウ
「えッ!?」

 キュウは戸惑いの声をあげる

A
「…あげる…怖いんでしょ?」

キュウ
「…えっ!ありがとう!」

 キュウはライトを受け取り、笑顔になり進んでいく

キンタ
「うわっ!なんだ、これ」

 キンタが地蔵に驚き、立ち止まる

数馬
「なに、なに」

キンタ
「キュウ、照らせ!」

数馬
「うるさい、うるさい」

 皆冷静じゃなくなり、もう何がなんだか訳がわからない

 しかも洞窟の中なので声がとても響く

 その時

A
「…ごめん」

 Aがリュウの服を掴む

 リュウはAに視線を移す

 Aの手は先ほどよりも震えていた

リュウ
「…別に」

 すると、キュウが立ち止る

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みゅーちゃん(プロフ) - はぴのんさん» ありがとうこざいます(>_<)これからもよろしくお願い致します(>_<) (2018年7月24日 15時) (レス) id: a21dc05381 (このIDを非表示/違反報告)
はぴのん(プロフ) - 久しぶりにまた見始めました!何回見ても面白いです!!みゅーちゃんさんの作品大好きです!(^^) (2018年7月24日 15時) (レス) id: fc5862371e (このIDを非表示/違反報告)
みゅーちゃん(プロフ) - JUMPLOVEさん» すみません。ご指摘ありがとうございます。早急に直しますね。これからもよろしくお願い致します。 (2018年4月8日 23時) (レス) id: 0dd245588f (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE(プロフ) - コメント失礼します! すごい細かいのですが、#36の誤字指摘です! トラックドアではなく、トリックドアかと思います。 初めてのコメントで、誤字指摘してしまい申し訳ありません! どうしても気になってしまって....... いつも楽しく読ませていただいてます。 (2018年4月8日 23時) (レス) id: 59c253726d (このIDを非表示/違反報告)
みゅーちゃん(プロフ) - ゆい。沖田組は癒し 。さん» いえいえ。そんな事ないですよ。今から少し手直ししてみますね。 (2018年2月25日 2時) (レス) id: 0dd245588f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅーちゃん | 作成日時:2018年2月4日 17時

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