幼馴染が私にだけ意地悪な件【夢野 幻太郎】

41話 ページ41

午前の授業終了のチャイムが校内に鳴り響く。






先生の合図と共に日直の号令がかかる。






昼休みが始まったのだ。






幻太郎はいつも女の子たちに囲まれてしまう。





昼休みなんていう自由な時間、





女の子に連れられて教室以外の別の場所で過ごしてしまうかもしれない。





それは何としても阻止しなければならない。




クラスの違うAは、日直の号令と同時に机の脇にかけたバッグを引っ掴み、足早に教室を出て行った。

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