*88 熱い ページ41
*
・
江口「A…ッ、大丈夫…?」
『は、ぁっ……』
熱い。
身体中が熱くて、痺れて、まるで自分の身体じゃないみたい。
『ぇ、ぐちさっ……』
江口「うん、気持ちいいね」
『ぁ、んくっ……ひぅぅ…』
気持ち良くて、とろとろに頭が溶かされる。
知らなかった感覚が怖くて手を伸ばすと、その手を自分の首に回して優しく抱きしめてくれる。
江口さんの汗が、髪から耳へ、そして首筋へと流れる。
ボーッとした頭で、首筋に流れたその汗をペロリと舐めると、江口さんがビクッと震えたのが分かった。
江口「ッ、あのねぇ……そういうことしないの」
『っ…?』
江口「…抑えてんのに、我慢きかなくなるでしょ」
『……いいよ、我慢しないで』
江口「〜〜ッ!!だからぁ……!」
『んんッ、あっ、あっぅ……ッ』
ナカに入ってる江口さんのモノが大きさを増し、さっきよりも律動が激しくなる。
自分のだと信じられないくらい甘く響く声を抑えようと口を手で塞ぐと、その手を取り払われ恋人繋ぎで強く握られる。
『やッ……』
江口「やじゃないの。聞かせて」
『あっあ…ッひっぁ…んんっ…』
江口「かぁわいい……」
「はぁっ…」と熱い息を吐きながら、眉間に皺を寄せる江口さんを見て、絶頂が近づいているのだと気づく。
気持ちいい。
怖い。
もっと。
止まって。
止めないで。
ぐちゃぐちゃに頭が掻き回されて今にもフワッと意識が飛んでいってしまいそう。
そんな私の頬を撫でながら、コツンと額を合わせる。
江口「ッは…、ね、一つお願い」
『ぁ、っ…?』
江口「名前、呼んで、俺の…」
名前…………
江口さんの……私の大好きな人の名前………
『……たくや、さん…』
江口「…ッうん、うん……もっと呼んで、A」
『んっぅ…た、くやさっ……たくやさん…!』
江口「は、ァ……すき、すきだよ、A…すき」
『たくやさ……ッあっ、っあ…!』
拓也さんの動きの激しさが増す事に快感と多幸感が容赦なく襲ってきて、ビリビリと神経が痺れる。
身体を燻っていた熱が腰に集まってきて、思わず腰をくねらせた。
江口「ッく、ぁ……ごめ、も、むり…っ」
『た、くやさん……ちゅう、してほしい…』
江口「いいよ……じゃあ、最後までずっとちゅーしててあげる……」
『んっ…ん、ん…』
手を強く繋ぎ、お互いの熱い唇が触れ合う。
そして、2人の熱を確かめ合ったまま、
迫る絶頂に身を任せた。
*
2103人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「男性声優」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
晴(プロフ) - 井戸さん» 同棲編はほんとに制限ギリギリまで責めようと思ってます(笑) よろしくお願いします!! (2020年4月22日 18時) (レス) id: 7dca284c0c (このIDを非表示/違反報告)
晴(プロフ) - 武田さん» お金は江口くん本人へ!!!(笑) ありがとうございます!!続編もよろしくお願いします!! (2020年4月22日 18時) (レス) id: 7dca284c0c (このIDを非表示/違反報告)
晴(プロフ) - 陽愛さん» こちらこそありがとうございますです!!!続編の方もよろしくお願いします!! (2020年4月22日 18時) (レス) id: 7dca284c0c (このIDを非表示/違反報告)
井戸 - 同棲編キタァァーー!!!ありがとうございます!! (2020年4月21日 10時) (レス) id: 1e21205b19 (このIDを非表示/違反報告)
武田(プロフ) - ウワーーーーーッ!!!!!続編!!!!!ウワーーーーーッ!!!!!ウワーーーーーッ!!!!!もう!どこに金払えばいいんですか!!!!!有難うございます!!!!! (2020年4月21日 1時) (レス) id: 784988d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はる | 作成日時:2020年3月29日 23時