もっと優しくしてください江口さん！

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貴方side







あの時の男の子が久我くんだったんだ…





久我「ずっと気持ちを伝えたかった。でも連絡手段がないし何してるのかさえ分からなくて…そんな時花見さんが声優をやってるって知ってやっと掴んだチャンスだと思ってこの業界に来たんだ。」


久我「ただ今のままじゃダメだと思ってファッションを勉強したり人と話す特訓をしたり…必死に頑張った」


久我「急に抱きついたり嫌な思いさせてごめん。でも本当に花見さんが好きなんだ」







久我くん…
そんなふうに思っててくれてたんだね
それなのに私は冗談だろうと久我くんの気持ちを蔑ろにしてしまった。
謝るのは私の方だよ








貴方「ありがとう…でもごめんなさい。」

久我「…」

貴方「嬉しいけど久我くんの気持ちには応えられない」








悲しそうな表情をする久我くんを見てズキンと心が痛み下を向いた









久我「知ってたよ。でもいいんだ、最後にどうしても気持ちを伝えたかっただけだから」

貴方「え？」

久我「元々祖父の仕事を手伝う事になっててこれからカナダに行く予定なんだ。後悔だけはしたくなかったから無理を言って日本にいる期間を伸ばしてもらったんだ」

貴方「これからって…今日すぐ行っちゃうの？」

久我「うん。…花見さん。俺が変われたのは花見さんのおかげだよ」

貴方「…」

久我「君を好きになって良かった」

貴方「…！」

久我「じゃあ今までありがとう。…梅原くんに謝っておいてくれる？笑」

貴方「わかった笑」









タクシーで空港に向かおうとする久我くんを見送った
折角再会できたのにすぐお別れなんて…









久我「じゃあね花見さん」

貴方「はなみんでしょ？」









私の言葉に目を丸くさせ驚きクスッと笑った








貴方「久我くん…"またね"」

久我「…！うん。またね」








そう言って久我くんは行ってしまった









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こんにちは、こんばんは！はっとりです。

ここまで読んで頂きありがとうございます(＞＜)



オリジナルキャラを入れさせて頂きました！
この作品ではオリジナルキャラ要素が多くなるかもしれないです(汗)



ただ最終回までずっと出てくるようなオリキャラを作る予定はありません！



恋的相手がどうしてもほしくて…(^^;



オリキャラ苦手な方はごめんなさい！



ではこれからもどうぞよろしくお願いします！



はっとり。

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