もっと優しくしてください江口さん！

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久我「はーなみん！おはよ！」

貴方「ぐえっ」







台本のチェックをしていると急に抱きしめられ首が絞まり変な声がでた







久我「あ、ごめん笑」








いつもいつもこの人は…！
そんなんじゃ好きな子に振り向いて貰えないぞ！







貴方「そうだ！好きな子！久我くん好きな子居るんでしょ？」

久我「……はい？」

貴方「昨日梅ちゃんから聞いたんだよ、好きな人が被ったって！ダメじゃんそういう人が居るのに抱きついちゃ」

久我「…それ梅原くんが言ったの？」

貴方「そうだよ」

久我「…そうきたか笑」

貴方「え？」

久我「んーん、何でもない！ていうかそれ梅原くんの勘違いだよ。俺の好きな子ははなみんだもん」

貴方「なーんだ！そうなんだ！……はい？？？」








目の前でニコニコしてる彼は本気なんだろうか
いやいやいやないない
久我くんチャラいし軽いから色んな人に言ってるんだろうな
さっ、台本チェックの続き続き〜








久我「俺本気だよ？」








冗談ばっかり言う久我くんなんて放っておいて台本を手に取るとガシッと腕を掴まれた








久我「だから俺と付き合って」








いつもと違う真剣な表情の久我くんに息を飲んだ








江口「何してんの？」








突然の声に2人して驚いて振り向くと江口さんがニコニコしながら立っていた









貴方「江口さん…」

久我「…おはようございます江口拓也さん」

江口「俺の事知ってるんだ」

久我「ライバルの顔と名前くらいは把握してるつもりです」







ラ、ライバル？何の話？








江口「…手、離しなよ」

久我「江口さんには関係ないです」

江口「Aちゃんも離して欲しいよね？」

貴方「えっ？あ、はい、もうすぐ本番だし」









早く台本の続きを…








江口「だって」

久我「…」








パッと手を離されたと思えばなんだか睨み合っている2人
え、空気おっも。









久我「じゃあはなみんまたね！告白の返事ちゃんと考えてね」









"告白"の所だけ強調して言うと手を振りながら楽屋を出ていった








え、、、、、、、、、、、
本気なの。









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